みなさん、こんにちは。
築50年超えのボロ屋に住んでいるトモカズです。
今回の記事は、「古いビジネス書をメルカリに出品してみた」です。
みなさんはビジネス書や自己啓発本ってよく購入されますか?
私はここ数年くらいはほとんど買わなくなってしまいましたが、特に20代の若い頃には自己啓発本などをよく購入していました。
買わなくなった理由としては、本棚が圧迫されてしまっていることと自己啓発に興味を失ったことが大きいです。
(ビジネス書は必要に応じてたまに買っています。)
ですのでここ数年は本が多く増えることはなくなりましたが、本棚自体には過去に買った本が並んでいる状態が続いています。
部屋の蔵書を減らしたい私としては「その本、本当にまだ読むの?」というところから見直して少しでも身軽になりたいと考えている所存です。
今回はそんな私の蔵書を手放していくお話です。
もう二度と読まない本と、まだ読むかもしれない本とで仕分けしよう!
持っている本全てを勢いよく手放せるかと言われると、なかなかそうもいきません。
中にはまた読みたくなる本もありますし、たまに開くと気づきを得られるものもあります。
ただ「これはもう二度と読まない」と思える本もあります。
過去の自分にとっては必要だったとしても、今の自分には完全に不要になったもの。
自分の考え方や方針がある程度固まって、本の中で語られていることと相違が出てきているもの。
乗り越えたもの。乗り越える必要のなくなったもの。合わなかったもの。
などなど、理由は様々ありますが、もう手放しても大丈夫な本があることも事実です。
というわけで、持っている本の仕分けから開始します。
一旦本棚に並べてある本を全て取り出して、「要る」「要らない」に分けていきます。
タイトルから内容がある程度思い出されるものは、特に中を開くことなく分けていきます。
内容が思い出されることがないものは、少しページをめくって内容を確認します。
一歩間違うと熟読コースへ突入してしまうので要注意です。
一旦内容を確認してから判断したいものは「追って仕分け」とします。
内容を確認して分別ができたら、残しておきたい本は本棚に戻していきます。
もう二度と読まないなとされる本はまとめて手放してしまいましょう。
今回の仕分けで合計31冊の本を手放すことにしました。
本の状態を確認してメルカリに出品してみた
今回本を手放すにあたり、状態の良い本は一度メルカリに出品してみることにしました。
チェック項目としては、本のカバーの傷が少ないこと、全体の日焼けや汚れの無いもの(少ないもの)です。
発行年が古くてもの中には売れる場合があるので思い切って出品します。
その結果16冊を出品してみることにしました。
市場価格を調査する
問題となるのは価格設定です。
希少価値の高い本や人気のある本は強気の設定ができますが、ビジネス書や自己啓発本などは時代の変遷とともに次々と新しい本が出てきますので激戦です。
パッと出てサッと消えていきます。
まずは自分が出品したい本がどのくらいの価格で市場で売られているかを調べることから始めます。
①メルカリでいくらで販売されているか
一番気になるのはこれから自分が出品する本が、メルカリでいくらで出品されているのかというところです。
もちろん本の状態によっても価格は違いますが、およその相場を知ることができます。
特にメルカリは「安い方が売れやすい」ということもあり、かなり価格にはシビアです。
古いビジネス書や自己啓発本は送料込みで、300円〜500円くらいで価格設定されていることが多かったです。
(※調査範囲は今回出品したタイトルに限る)
②Amazonの中古市場ではいくらで販売されているか
古本の価格はAmazonでも調べることができます。
調べたい本のタイトルを入力すると新品の価格が出てきますが、「中古品」の項目から古本の価格を見ることができます。
古いビジネス書や自己啓発本は1円〜100円前後、送料を250円前後、合わせて300円から400円前後になるものが多かったです。
(※調査範囲は今回出品したタイトルに限る)
③買取価格の相場はいくらくらいなのか
お店に古本を持ち込んだ場合の買取価格の相場を調べて、本体価格のあたりをつけます。
買取価格は非常に安いので、あまり期待はしないようにしましょう。
Google検索で「本」「買取価格」で検索すると
BOOKOFF:https://www.bookoffonline.co.jp/boleccontent/bolbuysearch/buysearch/display
NETOFF:https://www.netoff.co.jp/sellcont/nid/PurchaseInformation/cid/1002
などのページが出てきますので、本の買取価格を調べることができます。
今回私が出品したい本を検索してみましたが、1円とか5円と表示されるものがほとんどでした。
この3つが調べ終わったところでいよいよ出品作業です。
メルカリに古本を出品する
まずは出品したい本の商品写真を撮影します。
見栄えが良くなるように撮ることはもちろんですが、状態が悪いところも隠さずに丁寧に写真を撮ります。
傷があるのかどうか、日焼けの具合はどうなのか、など写真を見て判断できるようにします。
次に商品タイトルと商品概要ですが、本をバーコードでスキャンすると自動入力されるものもあるので、それができるものは使用します。
ですがそれだけだともの寂しいので、自分のコメントも必ず入れるようにしています。
検索用ハッシュタグも分かる範囲で入れます。
過剰に入れすぎると業者っぽくて嫌なので私は必要最低限にしています。
そして最後に価格の入力です。
①〜③で調査した結果を元に価格を設定します。
メルカリでは基本的に送料込みの価格にしておかないと売れ行きが悪いので送料も加味して価格設定します。
私はらくらくメルカリ便のネコポス(送料210円)を加味しての設定としました。
実際の出品価格と利益の関係ですが、
・350円(出品価格)-(10%の手数料+送料210円)=105円(利益)
・400円(出品価格)-(10%の手数料+送料210円)=150円(利益)
・450円(出品価格)-(10%の手数料+送料210円)=195円(利益)
・500円(出品価格)-(10%の手数料+送料210円)=240円(利益)
(※2023.02月出品時での計算です)
と、本の多くはこのあたりの価格帯で出品していきました。
あとで値下げができるように、最初は少し高めに付けておいてもいいかもしれません。
正直1冊売れたとしてもほとんど利益にはなりません。
「捨てるのは勿体無いから誰かに読んで欲しいな」とか「古本屋に持っていくよりは利益になるから」など「儲ける」こと以外の理由が無い限りは手間と感じることの方が多いです。
1冊売れても100円か200円=時給100円とか200円のレベルです。
これをどう捉えるかはあなた次第です。
出品が完了すれば、あとはひたすら待つ期間です。
たまに閲覧数のチェックをしたり、価格を変えてみるなどして動きを見ます。
で?実際にメルカリで古いビジネス書は売れたの?
まずは結果からお話したいと思います。
16冊出品したうち7冊売れました。
半分とまではいきませんでしたが、善戦したのではないでしょうか?
また、売れた本の中には今から20年ほど前に購入した本が2冊ありました。
誰かが興味を持っている本は発行年はあまり関係なく売れるということがわかりました。
販売期間は2023.02〜2023.07までの5ヶ月間です。
全ての本を2月に投入できた訳でなく、時間の合間と気力の残量と勝負してコツコツ出品していました。
7冊売っての利益としては1290円となりました。
販売価格帯の多くは350円と400円でしたが、中には強気に設定したものがあり、そのおかげで1000円を超えることができました。
そして今回5ヶ月間と販売期間を絞っていたのには訳があります。
「部屋にいつまでも在庫としての本を抱えているのが嫌になったから」です。
そもそも狭い部屋なのに、いつまでも部屋の片隅に在庫の積み本があることが目についてしまって精神的に耐えられなくなってしまいました。
手元に残った本は地元の古本屋に持ち込んでみることにしました。
買取店に持ち込んでみた結果
手元に残った要らなくなった本24冊は地元のBOOKOFFに持ち込んでみることにしました。
全部まとめての買取価格は300円から400円くらいかなというおおよその目安を付けて持って行ってみました。
実際に査定をしてもらって出てきた買取価格は24冊で合計445円でした。
100円の値段がついた本が2冊あったので少し高くなりましたが、ほとんどの本の買取価格は5円でした。
これが現実です。
少しでもお金になったので良かったかなというのと、何より本棚がスッキリとしたのが一番メリットが大きいです。これからまた増える物も出てくると思うので、そのための有効スペースを確保することができました。
大量に本がある場合はネット買取に依頼を出してみることも1つの手段です
今回私は実店舗に持ち込みをしましたが、本の数が多くて店舗に持ち込むのが大変!という場合はネットオフで宅配買取の依頼をするのも便利です。
箱に詰めて準備をし依頼をすると、宅配便が無料で引き取りに来ます。
査定が終わると金額のお知らせが来るので、買取価格に納得できた場合は了承すると銀行振込してもらえます。
というのがあります。
おわりに
要らなくなった本を処分するということで実験結果をまとめてみました。
メルカリで古本を売ることに関して言えば、人気のある本や希少価値のある本を除けばかなり格安にせざるを得ないというのが現状です。
出品そのものにも手間と時間がかかりますし、売れれば発送の準備をしてお店に持ち込んで発送処理をしなくてはいけません。
その労力は利益と見合うことはありませんので、チリツモで稼げればいいという方以外へはあまりお勧めできるものではありません。
また、本を検索してもらえるかがカギとなります。
人気のない本は検索すらしてもらえず、閲覧数が増えません。
売れる機会がほとんどなく、在庫を抱えているだけという状態が続きます。
このあたりがメルカリで古本を出品する上での難しさになるでしょう。
たとえ実店舗に持ち込んで買い取ってもらったとしても、こちらもまた大した金額にはなりません。
「稼ぐために古本を売りたい」と思って持ち込むとショックを受けますので、「自分の部屋が片付くなら」「誰かが読んでくれるなら」という精神で古本を処分をするのが良いですね。