ボロ屋の不用品処分

粗大ゴミになるような大きめのプラごみは細かく切って可燃ゴミとして出してしまいましょう。

プラごみは小さくする

みなさん、こんにちは。
築50年のボロ屋に住んでいるトモカズです。

今回の記事で取り扱うのは「プラスチック系の粗大ゴミの処分方法」です。
とはいえ、大きなプラスチック系のゴミ(不用品)なんて結局粗大ゴミになってしまうのでは?
そうお考えの方も多いことでしょう。

いえいえ、そんなことはありません。
結論から言ってしまえば「細かくすれば粗大ゴミではなくなる」が正解です。

お住まいの自治体ごとにルールが定められていると思いますので、詳しくは確認して頂きたいのですが「一定以上のサイズからは粗大ゴミ、それ未満(指定の袋に入る物)なら可燃ゴミ」となります。

つまり粗大ゴミとなるサイズよりも小さくしてしまえば、そのプラスチック製品は可燃ゴミとして処分することができます。

もし粗大ゴミとして処分することになれば処分費用も掛かってしまいますが、少し手間はかかりますがサイズを小さくすることで処分費用を節約することができます。

処分に困る大きいプラスチック製品の例

粗大ゴミとして処分するしかないと考えてしまうプラスチック製品にはどのようなものがあると思いますか?
例えば次のようなものが挙げられます。

・衣装ケース
・収納ケース
・掃除機の長いノズル
・大きなプランター
・ポリタンク
・大きなバケツ

などが挙げられます。
もちろんこれ以外にもあるかと思いますが、ここで1つ注意が必要です。

あくまでも「可燃ゴミになるもので構成されていること」です。
例えば鉄製のパーツが組み込まれていたりしていたらそれは可燃ゴミとすることができません。
分類が必要になってきます。
ネジや電子基盤やモーターなど、ガワがプラスチックでも中身に違うものが使われているとしたら可燃ゴミにすることはできません。
そういった場合は細かく分解・分別することも必要になってきます。

分解や分別まではまた違った大変さがありますので、プラスチックだけで作られているものの方が処分しやすいです。

不要品のプラスチック製品を小さくする方法

要らなくなった衣装ケース
要らなくなったプラスチック製品を小さくする方法にはどんな方法があるのでしょうか?
大きく2つの手段を取ることができます。

①野晒しにして劣化させる

まず1つ目に紹介するのは野晒しにする方法です。
風で飛ばされないようにしておくことや、外に長期間置いておける場所がある方にしか出来ませんが、何ヶ月か置いておくことで、手でパキパキと割ることができます。
プラスチック系の製品は紫外線に弱いのでこのようなことが可能になります。
もちろん安全のために手袋ははめて作業をするようにしてください。

ただ、全ての製品が同じように割れてくれるかというとそういうわけでもありません。
中には頑丈なものもあり、なかなか割れてくれないものも存在します。
正直なところ長期的に外にゴミを置きっぱなしにしていることになるので、見栄えは非常に悪いです。

どこかで見切りをつけて②の方法に移った方が良いです。

②ノコギリで切る

ノコギリの刃
2つ目の方法はノコギリで切る方法です。
肉体労働になりますので、手間は掛かりますが自分が求めるサイズ感に切り分けることが出来るので確実です。
余裕をもって可燃ゴミの袋に入るくらいの大きさにすることができればベストです。

刃物を扱うことになりますので、怪我には十分注意して作業することが求められます。
衣装ケースなど、柔らかくて弾力があるような製品は安定感がないので、切り方にコツがいります。

また、作業に使うノコギリはプラスチックに対応している万能ノコギリを使うようにしましょう。
用途が決められているノコギリを使用してしまうと道具の性能を悪化させてしまうことになります。
(例えば木専用のノコギリを使ってしまうなど)

最後に、作業が終わったら片付けと掃除をしましょう。
ノコギリで切ると削りカスがたくさん出ますので、しっかりと掃除を行なってください。
特に外で作業をした場合は風で飛ばされてご近所さんに迷惑がかかりますし、自然環境にもよくありません。

小さくしたら可燃ゴミとして指定のゴミ袋に入れて処分

ゴミを出す
要らないプラスチック製品を小さくすることができたら、指定の可燃ゴミのゴミ袋に入れましょう。
ゴミ袋の材質によっては、切ったプラごみが突き出てしまうことがありますので注意してください。
もし突き出てしまった場合はガムテープなどで袋を補修しましょう。

ここまでできたらあとはゴミの収集日に出すだけです。
お疲れ様でした。

実際にプラスチック製品を小さくして処分した例

我が家にも要らないプラスチック製品を長期間野晒しにしていたものがあり、これを機に処分することにしました。


写真に写っているのが、今回処分することにした物です。
実際にはもっとあるのですが、手間と労力を考えるとこの日の作業量的には限度でした。


大きさ比較用に近くにスリッパを置いてみました。
それなりの大きさがある物だということが分かるかなと思います。

そしてすでにヒビが入っていて割れかけている容器がありますが、これはずいぶん前から野晒しにしていたものです。
軽い力でパキパキと割れていきます。
細かくするのが非常に楽です。


この通り、かなり細かく割ってしまうことができました。

それ以外のものは野晒しにはしていなかったので、袋に入る大きさまでカットしました。
ノコギリも使っていたのですが、正直かなり疲れましたので途中からグラインダーを使って切りました。


各種、小さくしたものがこちらです。
黒いケースだけは余力が無くて残してしまいましたので、また次の機会に回します。

今回小さくしたものは、無事に可燃ゴミの袋に余裕をもって入れることができましたので、粗大ゴミの料金節約になりました。

別の日に残りを処分しました


前回処分できなかったプラごみを小さくしていきました。
黒いゴミ箱はこのまま可燃ゴミのゴミ袋に入るので、そのまま使いました。
この中に割ったプラごみを詰めていきました。

ピンク色のバケツもかなりボロボロになっていて、割るのが簡単でした。
このバケツはどちらかというと「使わなくなってずっと置いていたらこうなっていた」パターンです。
親が捨てずに放置していただけのものを、私が見つけて「いや、これ要らんでしょ?」と捨てただけです。


このような感じで、バキバキに割って可燃ゴミのゴミ袋に入れて処分しました。

まとめ

「粗大ゴミになるような大きなプラスチック製品も小さくしたら可燃ゴミとして出すことができます」というご紹介でした。

この方法を取るかどうかは「カットする大変さ」を容認できるかどうかです。

・プラスチック製品をノコギリで切って小さくして可燃ゴミとして出す=粗大ゴミ料金の節約
・お金がかかってもいいから粗大ゴミとして出す=労力を減らす

この2つの選択を迫られることになります。

私はできることなら粗大ゴミの費用を節約したいので、可能な物なら自分でカットする方法を選びます。
みなさんはどちらの方法を選びますか?

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