実践シリーズ

【実践!】雑草畑を駐車場へ転換!セルフエクステリア工事で0円作成!

みなさん、こんにちは。
築50年のボロ屋に住んでいるトモカズです。
今回の記事は、「庭の雑草のお手入れ&駐車場作り」です。

少し前の記事で物置裏のちょっとした庭スペースに防草シートを施工した記事を書きました。

今回はそこの場所とは違う場所の、これまたちょっとした庭スペースのお話です。

※作業が1日だけでは終わりませんでしたので、何日かにまたいで作業することになりました。

まずはこちらの写真をご覧ください。
伸び始めた雑草
タイトル画像にも使いましたが、今回手入れをすることになった庭の一角です。
撮影したのは2023年4月9日(日)です。
冬が終わり、暖かい日も続くようになり、雑草の成長も早くなってきました。
このくらいの時期の緑鮮やかな草花が生えている感じは、実はとても好きです。
緑に癒されます。
「ずっとこのくらいの長さならいいのにな」といつも思うのですが、現実は厳しいです。

6月の梅雨時期、長雨で手入れができないころからぐんぐんと雑草が成長します。
雨が降っているので雑草を刈ることもできません。
そうこうしているうちに、鬱蒼とした茂みに早変わりです。
茂みになってしまうと、今度は草刈りをするのも億劫になってしまいます。

笹が伸び、何の植物か分からないけれどツルが伸び、ドクダミも広がり、雑草も成長し。
それに加えて夏の暑さも加わってくるのですから「もう寒くなってからでいいや」と、結局いつも雑草を放置しがちです。
一応周辺の浅い部分は何度か草刈りを頑張るのですが、中心部の深いところまで手をつけられません。
結局毎年のように晩秋か冬に一気に雑草を片付けるというようなことを繰り返しています。

ですので、今回はこの庭の一画の問題を解決するべく手を入れることにしました。

今回この場所を手入れするに至った2つの理由

実は今回この一画を手入れすることになったのには2つの理由があります。

理由1:「雑草を刈る手間を減らしたい」

毎年のように雑草が生い茂るので、草刈りをする手間と労力と時間はけっこうなものになります。
そして雑草に紛れて刈ってはいけない花も隠れているので、これを掻き分けながら雑草だけ取っていくのは非常に手間がかかります。
何より、花を刈ってしまうと母が怒ります。
でも母自身はめったにこの一画の草刈りはしません。(やる暇がないということで)
ですので非常に神経を使います。
そこで、残しておきたい花を植え替えたり鉢植えにしたりなど、混ざらないように工夫をすることにしました。

理由2:「駐車場にしなければならない可能性が出てきた」

我が家で所有している車は3台あるのですが、置けない車は別の駐車場(真裏の土地)を借りて置いています。
ですが、その駐車場が諸事情で使えなくなる可能性が出てきたので車が置けるスペースを確保しなければならないという問題が浮上しました。

まだ確定ではないのですがこちらも急には準備ができません。今のうちから少しでも整えておけばいざという時に転換しやすいと考えています。

この2つの理由の内、やはり理由2の方が今回は大きな問題でした。
生活に大きく関わってきますし、急に駐車場を準備することは難しいからです。
雑草の問題も確かに気にはなりますが毎年草刈りでやりすごしては来ていましたので、駐車場を作るために重い腰が上がりました。

レポート:駐車スペースの拡張と雑草問題の解決へ向けて

ここからは作業日ごとにどのようなことを行なっていったのかをレポートとして記録しておこうと思います。
何か参考になる事例がありましたら幸いです。

2023年4月9日(日)の作業

まずは手入れを始める前の写真をご覧ください。
手入れ前の写真01
手入れ前の写真02
鮮やかな緑に覆われていて癒されますよね。雑草ですけれど。
ですが、今後の成長の片鱗を見せていて中心部はずいぶんと伸び始めてきています。
この段階で1度刈っておいた方が良さそうなところまで来ています。

雑草に埋もれてしまっている花なんかもありますので、母に確認して「残したいもの」と「残さなくてよいもの」を選別しました。
確認して思ったのは残しておきたい大切な花はほんの一部だけで、他は全て雑草だったというオチです。
ただただ雑草の緑を楽しんでいただけ?ということで、管理の行き届いていない感じを痛感しました。

確認が終わってから、まずは草刈り作業をひたすら続けます。
草刈り完了後の写真がこちらです。
草刈りが終わった所01
草刈りが終わった所02
地面が見えるようになりましたし、中心あたりも雑草が減りスッキリとした感じになりました。

ここからは本日整地したい箇所内での花の植え替えや抜き取りを行います。

まずは「残さなくてよい」と言われた「蛇の髭(龍の髭)」を抜くことから始めました。
蛇の髭は庭の植え込みには定番の植物で、写真のようにサファイアブルーの実を付けるのでとても綺麗です。
龍の玉
この実のことを「龍の玉」と呼ぶそうです。
とても綺麗な実を付ける蛇の髭ですが、根っこが株としてとてもしっかり地面に張り付きます。
大きなスコップを差し込んで絡みついている土からごっそりと剥ぎ取る感じで抜いてあげないと綺麗に取り除けません。

今回の作業箇所での蛇の髭は取り終わったので、次は年数の浅い木も抜きました。
南天と万両とそれぞれ細いのが出ていたので抜きました。
(昔は大きい木が生えていたのですが、その残りなのかなと思います。)

「残しておきたい」と言われた庭桜は割と本数があるので、まだどうするか思案中ですが、ひとまず3本ほどを根っこを適度な長さで切って鉢植えにしてみました。
このまま定着してくれるか観察してみたいと思います。

色々と掘り返したので、触った箇所を平に整地したところで本日の作業終了としました。
20230409の作業箇所
緑がごっそり無くなってしまってこれはこれで寂しさを感じます。
確かに雑草が伸びすぎるのは厄介ですが、全く草花が無いというのも物足りなさがあります。
(仕方がないのですが)

本日の作業完了後に、雑草が生えてこないように仮処置として木の板を敷いて、風で飛ばされないように鉢植えを置いておきました。
作業途中の仮置き

2023年4月14日(金)の作業

230414の作業01
230414の作業02
今日はこの写真に写っている範囲を作業していこうと思います。
先週草刈りをしたので、割と綺麗な状態ですが、ここにある庭桜の植え替えをして整地を進めていきます。
また、枯れ草なども積んであり整地には邪魔になってしまうので取り払います。

まずは庭桜の植え替えから始めました。
庭桜は地面から生えている部分を見る限りでは「根っこって大したことないんじゃないかな?」と勘違いをしてしまいそうですが、実際に掘り返してみるととてもしっかりとした根っこが備わっています。
芝桜の根
なるべくたくさんの根っこを残した状態で、今回は地植えができる場所に植え替えしました。
芝桜の植え替え
ここにうまく根付いてくれるといいなと思っています。

庭桜を掘り返した部分を穴を埋めつつ、積んであった枯れ草や落ち葉なども取り除き、前回整地した範囲を広げる形で整えてみました。
230414の作業03
230414の作業04
まだこれも仮の状態ですので、“ひとまず”といった感じです。

前回使用した木の板をもう一度敷き直して、上に植木鉢を置く形にして、今日の作業はこれで終わりです。
230414の作業05
230414の作業06
道路に面した側は母が花の植え替え作業をしないことには進みませんので、それまで一旦中断という形になります。

2023年4月21日(金)の作業

今日はあまり時間が取れなかったので、ヒヤシンスの植え替え作業だけすることにしました。
ヒヤシンスはこの部分です。
ヒヤシンスの植え替え
この時期におこなって良いのかどうかも知りませんが、今やらないといけない状況なので強引に行きます。
まずは右側の赤丸の3本重なっている方から作業しました。
100均で購入したシャベル(スコップ)を使って、なるべく外側から土を掘り返していきます。

ヒヤシンスの植え替え2
うまく救出できたでしょうか?
少々球根から出ている根っこが少なすぎのような気もします。
とりあえずこの3本はこのまま鉢植えしました。

次は左の赤丸のヒヤシンスを取り出し中に事件は起こりました。
少々土が固かったので強く力を入れて掘っていたら、シャベルがグネっと折れました。
勢い余って予からぬ方向へシャベルの先端が向い、ヒヤシンスの球根を傷つけてしまいました。
ヒヤシンスの植え替え3
これはさすがに悲しいです。
バラバラになってしまった球根、小分けして一個づつ植えていたら成長するだろうか??
葉っぱもちぎれてしまっているので、栄養が作られないし。
これもまた様子見です。

2023年4月23日(日)の作業

21日の続きの作業(花の植え替えや退避)として、実験的に庭桜の挿し木が出来るかどうか挑戦してみることにしました。
庭桜は何本も出てきているので実験するくらいの余裕があります。

庭桜を挿し木するために用意したポット
庭桜を挿し木するために、まずはポットを用意しました。
本当は育っている場所の土を使うのが良いのでしょうが、植木鉢の土が余っていたので、そちらの土を使うことにしました(酸度不明)。
なかなか適当なことをしているなと自分でも思います。

挿し木用に庭桜を採取
ポットの数に合わせて庭桜を採取してきました。
切り口の部分は斜めカットして、30分程度水に浸しておきました。
葉っぱをもうすこし落とすべきなのかどうかも分からないので、一回このままやってみようと思います。

庭桜を挿し木しました
このような感じで庭桜を挿し木してみました。
枝を長く残し過ぎているかもしれないとか、葉っぱを多く残しすぎているかもしれないなど、疑問をかかえつつの実験です。
土の酸度も計測していませんが、ブルーベリーの木の近くで成長していたため、酸性寄りでいいのかなと判断しています。
ですのでブルーベリー用の肥料をこの後少々入れました。(めっちゃ適当)

※4月9日付けの作業で鉢植えにした庭桜は元気に生きています。4月14日付けで地植えした庭桜は枯れかかっていて怪しいです。
※6月3日追記。このポットに挿し木した庭桜は全滅してしまいました。

2023年5月3日(水)の作業

今日も花の植え替え作業の続き。
他の場所に花壇を整えて移し替えたり、ご近所さんに分けたりして、この場所から少しづつ植物を減らしていきました。


母に同意を得て、ここに咲いていた花を土ごとごっそり新しく整えた花壇へと移動させました。
(記事執筆時点で1週間が経っていますが、枯れずに花を咲かせています)


このあたりの庭桜をご近所さんにお裾分けしたり、新しい花壇へ移植したりしました。
花壇作りをしたり、他の作業もいろいろとしていたので、本日おしまい。

2023年5月4日(木)の作業

今日の作業も花の植え替え作業から。

黄色で囲った部分の庭桜は植木鉢を1つ用意して移し替えました。
赤色で囲った部分の植物は「いらない」とのことでしたので、取り除きました。
手入れしない間に増え続けていたそうです。

予定している範囲の植物の植え替えがひと段落したので、全体を眺めるために軽く地面を整えました。
そして1番問題になっている木を取り除く作業へ移りました。
木の根の周りの土を掘る
まずは木の根っこがどのような感じなのか土を掘り返してみてみました。
これがまた思ったよりも太くて深い様子で、抜くことは難しいなと判断しました。
伐採の方向で検討することにしました。

この木も家と同じく50年近く一緒に生きてきたものですので、正直切ってしまうのは寂しさを覚えてしまいます。
十何年か前に一度、木が大きくなりすぎたからということで太い幹は伐採しましたが、その周りから2本、程よい幹が育ち、庭のサイズ感に見合った大きさになっていました。

<余談>

4月14日付けで地植えした庭桜は枯れかかっていて・・・と先日話していましたが、なんと!
新しい芽が出て育ち始めました。
無事に生き延びました!!よかった!!

2023年5月5日(金)の作業

早朝、木を切る前に、せっかくなのでと挿し木をしてみることにしました。
5本ほど新しい枝を採取し、挿し穂にしました。
育ってくれると嬉しい。

そしていよいよ伐採。
まずは上に長く伸びている2本の細い幹から切断しました。

小型の木はある程度長さを短くしておいたほうが、後々の作業(根本の伐採や処分)がしやすいだろうなと感じています。

昼間は別件で動いていました。
その1つがこれです。

別の所で使用していたコンクリートのプレート(側溝の蓋だけど側溝の蓋としては使っていない)を持ち帰ってきました。
このプレートを含め、草が生えないように整地後に敷こうという算段です。

夕方から伐採作業再開。
伐採作業は難航しました。
初めのうちは斧を使って少しづつ削っていたのですが、にわかに削れるだけでほとんど進みません。
ノコギリも使用したりしましたが、なかなかのしんどさ。
最終的に父がチェーンソーを使ってくれることになり、そこだけ作業を頼みました。
その結果。
伐採
無事に伐採作業が完了しました。
欲を言えばもう少し深いところまで抉りたかったですが、そこまでやっている体力と精神力がありませんでした。


埋め戻して整地した状態がこちらになります。
最初の頃と比べると、ずいぶん広いスペースが出来上がりました。
ここに車1台分を駐車できるようにしていきます。
現状の土の表面が剥き出しの状態では冒頭の写真のように雑草が生え放題になってしまうので、ここにコンクリートのプレートや石を敷き詰めていきます。
そうすることで夏に対処する雑草の量を減らすことができると考えています。

2023年5月6日(土)の作業

まずは昨日持ち帰ってきたコンクリートのプレートを仮配置して、位置決めをしました。
ブロックを位置決め
軽い位置決めですが配置の参考になるのでこの後の作業もしやすくなります。
配置が決まったら、プレートを埋めるために厚さ分だけ土を取り除きながら本配置をしていきます。

このような感じで施工していきました。
ある程度隙間ができる場所も出てきますので、そこには小さめの石や砂利などを詰めていきます。
なるべく土の表面が隠れるようにしておかないと、必要以上に雑草が生えてくることになりますので、気を使います。

もしこの時点で手の込んだ雑草対策を考えるなら、防草シートを敷いた上にプレートや石を置いていくのですが、そこまでの時間と労力が避けませんでしたので「石を置いたところだけでも雑草対策ができていればいい」という方針で進めています。

石の隙間から雑草が生えてくることはあるでしょうが、その程度でしたら手入れが可能だろうと判断しています。


持ち帰ってきたプレートを施工し終わったところで、まだ時間的に作業ができそうでしたので、もう一度プレートを取りに行き2枚持ち帰ってきて埋め込みました。


ずいぶん車庫らしい形になってきたなと感じています。
道路に面している側は概ね完成しました。
奥の方がまだ草が生えやすい状態ですので、さらに石を敷き詰める作業をしていきたいと考えています。

今の所有り合わせの材料だけで進めているので、この駐車場作りに使用したお金は0円です。
その代わり、時間と体力だけがものすごく消費されていますが、こういう作業は楽しみながらできるので実は好きです。

2023年5月13日(金)の作業

作業もいよいよ大詰めです。

使えそうなプレートや石をかき集めてきました。
中には割れてしまっているものもありましたが、並べて置いてしまえば使えます。
これらを配置して整えました。

DIY駐車場完成
これで駐車場の完成です!
有り合わせの材料だけで整えましたが、思ったよりもうまく出来たと感じていて満足しています。
車の後輪はちょうど土のあたりか、土と雑草の境のあたりにきますが、使えそうな石が見つかり次第並べて埋めていこうかなと考えています。

実際に車を止めてみました。

車を止めてみると、片方の車輪はプレートからはみ出してしまっていますし、タイヤが載っているプレート部分も車体重量で沈んでいました。

はみ出した部分はプレートが足りないのでどうしようもありませんが、重さで沈んだ部分はまだ土が柔らかい状態なので、プレートの下の土を盛って様子を見ながら調整していきます。

ですが、車を止めるためのスペース確保という意味では今回の目的を達成できましたし、雑草対策としてもプレートや石を詰めて埋めることで抑制することが可能となりました。

まとめ

およそ1ヶ月に渡りコツコツと作業を続けた結果、無事に駐車場を作ることができました。
作業が続いた日などは体力的に大変なこともありましたが、完成して整地された地面をみると達成感や満足感が得られて、とても充実した時間を過ごせたなと感じました。

また、「なるべくお金をかけたくない!」という隠されたテーマもありましたが、何一つ資材を買うこともなく、家にあるものや、そのあたりに転がっている石を使って仕上げることができました。
今回の場合は、家に石のプレートがあるということ自体がレアケースかと思いますので、各自必要に応じで買うことも大切です。

コンクリート平板はホームセンターで手軽に買うことができますし、轍(わだち)にはバラス(砕石)を撒くなど併用も可能です。

何に一番お金が掛かるかというと施工費用です。
自分で施工が出来るのでしたら一番の得策です。ご予定のある方はご検討されてみてはいかがでしょうか?
(※作業時のケガなどには十分にご注意ください)

 

 

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