みなさん、こんにちは。
築50年のボロ屋に住んでいるトモカズです。
今回の記事のテーマはみんなの嫌われ者「ゴキブリ」です。
夏の夜。
喉が渇いて目が覚めて、冷たいものを飲もうと台所へ向かい電気をつけた瞬間!
黒い影がカサカサカサ…
半分眠っていた頭も、一気に目が覚めます。
ゴキブリが居ただけで条件反射でギョッとしますよね。
特に台所の生ごみ三角コーナー周辺でよく見かけますので、エサを漁りに来ているのでしょう。
逆に台所以外では滅多に見かけないので、エサに対する嗅覚はものすごいですね。
特にボロ屋の台所は、こびりついた油汚れがあったり、埃がたまっていたり、隠れる場所がたくさんあったりと、ゴキブリにとっては好都合。
おまけに水回りはちょっとジメジメしていて木も腐りかかっていたりなんかするとより「それらしい」環境になっています。
ゴキブリの出現率をゼロにすることは正直難しいかもしれませんが、少しでも減らすために出来ることをまとめてみました。
ボロ屋だからといって諦めるのではなく、少しでも綺麗で清潔な環境をキープしましょう。
ゴキブリはこうやって生きている。ゴキブリの生態とは。
ゴキブリは3億年以上前から地球上に存在している生命力の非常に強い昆虫です。
種類も世界で3500種類を超える多さです。そのうち日本では50種類ほどが生息しているようです。
人家に現れる代表的なゴキブリの種類は次の4種類です。
「チャバネゴキブリ」「クロゴキブリ」「ワモンゴキブリ」「ヤマトゴキブリ」です。
特にチャバネゴキブリとクロゴキブリをよく見かける印象です。
ゴキブリの特徴としてあげられるのは、なにより「すばしっこい」ことです。
叩こうとしても素早く移動されてしまい、取り逃してしまうこともザラです。
おまけに強く叩かないと生きています。
敵から逃げることは命を守る上で大切ですが、素早さに長けていることで十分に満たされています。
また、ゴキブリと遭遇するのは「夜」が多いですよね?
それはゴキブリが夜行性だからです。
黒いボディが暗闇を素早く駆け回る。まるで忍者のようです。
そして、ゴキブリの生命力たるエネルギーはお腹に溜まった脂肪です。
溜まったというか、蓄えています。
ゴキブリを潰すとお腹から白いものが出てくると思いますが、アレです。
多少エサにありつけなくても、蓄えた脂肪や栄養を使って生きながらえることができます。
生命力が強いという点において、当然のように繁殖力も旺盛です。
ゴキブリは集団で生活するという習性も相まって、子だくさん大家族が出来上がります。
おかげで、ゴキブリが一度住み着いてしまうと頻繁に出現するようになります。
ゴキブリが好きな環境
前提としてゴキブリが活動しやすい適度な温度であることが求められます。
冬の寒さには耐えることができず、気温は20度以上が適温とされています。
また、暗くて狭い場所を好みます。
もともと夜行性ですので、暗い場所が好きです。
湿度もそれなりに保たれていると、よりゴキブリにとって快適な環境となります。
ゴキブリが好きな食べ物
ゴキブリは雑食で、基本的にはなんでも食べます。
人間が食事をする場所にある食料は大概ゴキブリも大好きです。
常温保存している野菜や、調理後に出る野菜の生ごみなどはかっこうの餌食です。
油も大好きなので、調理中に飛び散る油でベタベタになった汚れも食べます。
野菜に限らずお肉だって食べますし、ビールの飲み残しや缶の底に残っているものにすら寄ってきます。
空き缶は洗って干してから捨てましょう。
また、人間の髪の毛もゴキブリにとってはエサになってしまうようです。
お風呂やお部屋に落ちている髪の毛は綺麗に掃除をするようにしたいですね。
ゴリブリが苦手なもの
ゴキブリが苦手なものとして挙げられるのは「塩」があります。
塩を食べると脱水症状になるようです。
ラベンダーなどのハーブの香りも嫌いなようです。
香りが好きな方は、アロマのものを置いておくとよいですね。
効果のない香りもありますので、成分は調べるようにしましょう。
(お猫様はアロマはNGなのでそのあたりも考慮しつつ)
そしてなにより、ゴキブリはムカデが苦手です。(私もムカデは苦手です)
ムカデにとってゴキブリはエサです。
ゴキブリはムカデに食べられないように逃げていきます。
ゴキブリが住み着いてしまうボロ屋の環境とは。
ゴキブリが住み着いてしまうボロ屋の環境とは。
もう、お分かりですよね?
- 部屋が清潔に保たれていない。
- ものがたくさんあって隠れる場所が豊富。
- 薄暗い場所がある。
- 湿度が高い場所がある。
- エサが豊富。
です。
これらの条件が満たされていればいるほど、ゴキブリにとっては好条件です。
エサもあって隠れるところがたくさんある環境は天国ですね。
ゴキブリが発生しないためにできること。清潔な環境づくりを。
まず大事なのは、ゴキブリの侵入経路を減らすこと。
ゴキブリはエサの匂いを嗅ぎつけると、平らな体の利点を活かして隙間から侵入してきます。
・網戸とドアの間にできる隙間から。
・排水設備から。
まずはゴキブリが出入り出来るような隙間があるのかをチェックして、隙間を見つけたら隙間テープなどを貼って侵入を防ぎましょう。
換気扇や通風口も侵入経路になるので虫除けフィルターを設置するなどして対処しましょう。
家の中の日頃からのこまめな掃除も大切です。
人間の髪の毛すらゴキブリのエサになってしまうという前述の通り、割となんでも食べてしまうのでエサになりそうなものが落ちているのは避けたいです。
特に台所は綺麗にしておきたいところです。
ゴミ箱は蓋つきのものにして侵入できないようにしたり、食べ残しや飲み残しは放置しないようにしましょう。
三角コーナーに溜まった生ゴミにも集まってきてしまうので、こまめに捨てたいところです。
ゴキブリが住み着かないように隠れ場所を減らしましょう。
ゴキブリがすき好んで隠れてしまうような場所、つまり物で乱雑に溢れかえっているような汚部屋からの脱却を図りましょう。
ゴキブリは物陰に隠れるのが得意です。
人間がゴキブリを叩こうとモーションに入るか否かの瞬間にサササッっと隠れてしまいます。
「もしそこに物が無かったら」ゴキブリを叩けていたかもしれません。
侵入させない、住み着かせない、エサを食べさせない。
この3つを守ってゴキブリのいない清潔な住環境を目指しましょう。
もしゴキブリが出てしまったら。怖いけど立ち向かいましょう。
ゴキブリを見つけてしまった時の反応は人それぞれではありますが、平気な人は少ないでしょう。
叫び声を上げる人や、驚いて無言で一歩引いてしまう人など、多くの人は後ずさることでしょう。
ですが、深夜家族が寝ていて自分1人しかいない時。はたまたそのボロ屋で一人暮らしをしていて自分でなんとかしなければいけない時などは怖いけれど1人でなんとかするしかありません。
とりあえず一番ゴキブリがよく出るキッチンには「何かゴキブリを叩ける物」を常備しておきたいですね。
お勧めゴキブリ用殺虫剤
ゴキブリの殺虫成分として即効性があるのは「ピレスロイド系成分のイミプロトリン」という成分です。
こちらの成分が入っている殺虫剤を噴霧することにより素早い動きを止めノックダウンさせます。
お勧めは「ゴキジェットプロ」です。
ですがペットを飼ってみえたり、台所では殺虫成分の入ったスプレーは使いたくないというケースもありますよね。
そんな時は“凍らせる”タイプのスプレーはいかがでしょうか?
殺虫成分は入っていないので殺すことはできませんが、ゴキブリの動きを止めることはできます。
動きを止めてから始末しましょう。
お勧めは「ゴキブリ超凍止ジェット 除菌プラス」「嫌な虫は冷凍ジェット」です。
※キッチンで使う際は必ずコンロの火は止めておきましょう。火器厳禁です。
お勧めのゴキブリ用仕掛け・ベイト剤
ゴキブリが家にいるのはわかっている。
だけど、なかなかタイミングが合わずに退治できないでいる。
そういうこともよくありますよね?
そんな時はゴキブリ用のベイト剤(食べて殺すタイプの殺虫剤・毒エサ)を使いましょう。
ベイト剤の利点は、ベイト剤を食べたゴキブリの死骸を別のゴキブリが食べることでそのゴキブリも駆除できることです。
もちろん、エサを食べたゴキブリの幼虫も駆除できます。
ゴキブリのベイト剤に使われる成分は3タイプあります。
「ヒドラメチルノン系」「フィプロニル系」「ホウ酸」です。
「ヒドラメチルノン系」と「フィプロニル系」は即効性が高くベイト剤を食べてから1〜3日程度で死なせることができます。
ただし、この2つの成分はゴキブリが抵抗性を持つことがあります。
長期間設置しておくことで、ゴキブリが抵抗力をつけてしまうのです。恐ろしい順応力です。
そこで「ホウ酸」の出番です。
こちらは“ホウ酸団子”の名前でとても昔から使われていますね?
我が家でも台所の戸棚の中によく置いてありました。
ホウ酸の効き目には即効性はなく、数日から半月くらい死ぬまでに時間がかかります。
ですがゴキブリが抵抗性を持ちにくいと言われていますので、じっくり確実に攻めていくことができます。
お勧めのゴキブリ用ベイト剤は
「ブラックキャップ ゴキブリ駆除剤 [12個入×2個パック]」
フィプロニル系のベイト剤です。手軽に設置することができます。
数も12個入っているので、気になるところにポンポン置いていけます。
「KINCHO コンバット ゴキブリ駆除剤 スマート容器 20個入 1年いなくなる [防除用医薬部外品]」
フィプロニル系のベイト剤です。
縦置き横置きのどちらにも対応しています。
狭い隙間に手軽に設置することができます。
こちらも20個入りとたくさん入っていますので、気になる場所に気軽に置いていけます。
チャック付きなどで使わない分は保存しておくこともできます。
「アースゴキブリホウ酸ダンゴ コンクゴキンジャム」
ホウ酸で作られているベイト剤です。
ゴキブリが寄ってくるように誘引剤も含まれています。
ベイト剤を仕掛ける場所
ベイト剤を買っても適切な場所に設置しないとゴキブリは食べてくれません。
また、設置場所によっては外からのゴキブリを呼び寄せてしまうこともありますので、自分の家ではどこにおくのが良いのか検討して設置するようにしましょう。
まず置きたいのは台所です。
シンクの下の戸棚、食器棚、冷蔵庫の下や横の隙間、などの隠れやすそうな場所に設置しましょう。
ただし、水のかからない場所にしましょう。
トイレや洗面所、リビングや押し入れも気になるようでしたら置いてもよいかもしれません。
特に洗面所の排水管部分に収納が作ってあるところ、そして押し入れの暗くて風通しの悪い場所は気になるポイントです。
ですが、ゴキブリをその場所で見かけなかったのなら無理に置く必要はないでしょう。
逆に誘引剤によって引き寄せてしまうことも考えられます。
そしてみなさんが置きたがる玄関や勝手口ですが、中に設置すると外からのゴキブリを誘引剤によって外のゴキブリを中に引きつけてしまうこともあります。
置くなら中よりも外に物陰を用意してその隙間に置いておいた方がよいでしょう。
個人的にはあまり置くことはオススメしません。
※設置には小さなお子さんやペットが食べてしまわないように十分な注意と配慮をお願いいたします。
大量発生に困っている場合
すでに家にゴキブリが大量発生してしまっていて手の施し用がなくて困っている。
そのような場合には迷わず業者に依頼しましょう。
対処のしようがないくらい増えてしまったゴキブリを一掃するのはとても困難です。
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見つけただけでゾッとする嫌悪感がありますので、正直なところ大量のゴキブリなんて見たくもないでしょう。
専門業者にお願いして綺麗に処理してもらった方が気持ちもスッキリします。
駆除料金の目安は1万円〜1.5万円ほどが多いですが、一度気になる業者にお見積もりをお願いして検討してみましょう。
まとめ
ボロ屋にゴキブリが出てしまうことは日常茶飯事だとは思いますが、駆除をせずに放置しておくと後々もっと大変なことになってしまいます。
この4点セットでゴキブリと戦っていきましょう。
最終手段として、個人では手に負えないような状況でしたら、専門業者にお願いして解決して頂きましょう。
今回はボロ屋のゴキブリ対処法についてまとめてみました。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。