みなさん、こんにちは。
築50年のボロ屋に住んでいるトモカズです。
今回の記事のテーマは「蚊」です。
毎年夏になると悩まされる「蚊」ですが、気温が高いと5月くらいに見かけることもあります。
蚊がいることでストレスなのは「刺された後の痒さ」と、耳元で鳴る「ぷーーーーーーん」という音。
どちらもイライラしますよね?
しかも夏の暑さでストレスが溜まっている中での追い討ちとなると、イライラを通り越して怒りさえも覚えます。
蚊の発生はボロ屋特有というわけでもなく、新築でも容赦なく出ます。
しかしながら、もしかするとボロ屋の方が「蚊が発生しやすくなる環境」を知らず知らずのうちに作っている可能性があります。
もし環境を整えるだけで蚊の発生を少なくすることができれば、少しは快適な夏を過ごせるようになるかもしれません。
今回は蚊の生態も踏まえながら、蚊の発生の対策として環境の整え方、守り方をまとめてみました。
蚊の発生するのはこんな場所!蚊の生態を調査
蚊の種類
家の中に入ってくる蚊の種類の多くは「アカイエカ」「チカイエカ」「ヒトスジヤマカ」です。
ヒトスジヤマカはヤブ蚊とも言われる、黒い体に白い筋が入った縞模様しているものです。
アカイエカやチカイエカは薄茶色をしていますが、見た目が同じで見分けがつきません。
蚊は普段は花の蜜などを吸っていますが、メスだけが産卵のための養分として吸血します。
そして人の体温や皮膚から出る二酸化炭素、汗などの臭いを感知して寄ってきます。
蚊の生態
蚊は水のあるところに産卵します。
蚊の種類によっても産卵場所は異なり、きれいな水、汚い水、広いところ、狭いところなど様々です。
逆に言えば水が存在しているところならば、なんらかの種類の蚊は発生するということです。
例えば水を溜めている瓶(かめ)や下水溝などでボウフラを見かけたことはありませんか?
雨水が溜まりやすい場所はありませんか?
水捌けの悪い場所はありませんか?
身近なところですぐに蚊は発生してしまうのです。
蚊は卵から2日程度で孵化しボウフラとなります。
1週間ほどボウフラとして彷徨った後、2、3日の蛹期間を経て成虫となります。
かなりのスピードです。
しかも一度に生む卵の量は100〜200個という数なので大量発生も頷けます。
蚊の活動温度
暑い夏に活発になる蚊ですが、暑すぎるとどうも隠れているようです。
近年異常なくらいの夏の暑さで35度を上回ってくる日も多いですよね?
人間が生活するのがやっとのくらいなのと同じように、蚊にとってもこの暑さは辛いようです。
猛暑日に外に出ると「あれ?蚊が少ない?」と感じることがあります。
逆にちょっと涼しいかなと感じるような27度〜30度くらいの温度が、蚊にとっても快適なようでよく見かけます。
それがちょうど朝や夕方、夜中です。
蚊に刺されて痒いなと感じる時間帯と一致します。
蚊が運んでくる問題とは!?世界では恐怖の殺人虫
蚊に刺されると、多くの場合は「痒いな」という痒みと精神的なストレスを感じることになります。
痒みはアレルギー反応によるもので、蚊が血を吸う時に血が固まらないようにする物質を注入するためです。
中には痒みに耐性を持っていらっしゃる方もいますが、これが蚊に刺された時の普通の反応です。
ですが、蚊には恐ろしい被害をもたらす原因になることがあります。
それは「感染症」です。
日本の場合では「日本脳炎」や近年では「デング熱」も話題になりました。
ですが、海外では黄熱、マラリア、ジカ熱など、多くの感染症の原因になっています。
世界ではこの蚊の脅威を減らすために「子孫が繁栄しないように遺伝子の組み替えをした蚊」を放つという実験も試みられています。
安心して眠りたい!深夜の蚊対策!
夜はぐっすり、安心して眠りたいですよね?
- せっかく寝ている時に蚊に刺されて痒くて目が覚めた。
- 耳元で蚊が飛んでいる音がしてうっとおしい。
というのも夏の風物詩のような気がしますが、夜中に起こされるのはたまったものではありません。
電気をつけて・・・殺虫剤を手に取り・・・蚊、どこいった?
と、深夜の蚊取り戦争が始まります。
一度夜中に起こされてしまうと、朝起きた時の「なんかよく眠れなかった」という残念な感じが、その日のテンションを下げてしまいます。
間違いなく安心して眠れるのは蚊帳
蚊帳(かや)って誰が考えたんでしょうね?
昔からある手段ですが、これが一番最適です。
安心して眠るためには本当にあってよかったなって思います。
私自身使い始めて4、5年経ちましたが、夜中に蚊に刺されて起こされることがなくなりました。
とても快適な睡眠時間を保てています。
蚊帳のデメリットとしてはその大きさです。
天井から張るタイプやベッドに置くタイプなどありますが、その空間に蚊帳が「ドン」と存在することになります。
狭い部屋の場合は特に生活空間が圧迫された感じになりますので、この部屋には置きたくないなと思う場合もあることでしょう。
究極の2択を迫られることになります。
蚊帳が張れない部屋には蚊取り用品で対応
部屋が狭くて蚊帳が張れないとか、蚊帳があると部屋が狭くなり圧迫感があって嫌だなと感じるなどの場合は次の方法で対策をとりましょう。
ベープマットやノーマットなどの蚊取り用品で対策をとることです。
どちらかというと、この方法のほうが一般的かもしれないですね。
コード式や電池式の種類があったり、マット式やリキッド式があったり、ファン式があったりなど、好みや環境に合わせて色々なタイプから取捨選択することができます。
私個人の見解では一番良いのは蚊取り線香のような気がしていますが、匂いが衣類や素肌にも付いてしまい次の日の仕事や学校に行く時に気にしなければならなくなってしまいます。
火の始末も就寝時は気になりますしね。
ですので、蚊取り線香は屋外作業の時や、匂いを気にしなくても良い時だけかなと感じます。
また、玄関や窓に吊るすタイプの虫除け器具もほとんど効果が感じられません。
というより「蚊」は対象外のようです。(どうりで・・・)
その場凌ぎなら従来の殺虫剤方式で
まだ蚊帳を張る前の時や、蚊取り用品を準備していないタイミングの時は、頑張って殺虫剤で対応するしかありません。
一度蚊の位置を見失うと「どこいった〜〜」と「こっちはまだ眠たいのに・・・」とでストレス倍増です。
部屋にスプレーを充満させて蚊を倒すという戦法も取れますが、しばらく臭くて寝れたものじゃありませんし、換気もしなくてはいけません。
換気をしている最中にまた新しい蚊が入ってきたら???という事態も想定できます。
一時凌ぎとしてスプレーで対応しつつ、近日中に蚊取り用品などを入手されることをお勧めします。
ただ、近年ではワンプッシュ式の蚊取りスプレーという物もあるようですので、そういうのをご用意いただくのもよいですね。
蚊の侵入を防ぐ!破れた網戸、そのままにしていませんか?
ボロ屋に多い話なのですが、網戸の張り替えはしっかりと行っていますでしょうか?
網戸が破れていたり穴が空いている状態で放置していませんか?
めんどくさがって放置しておくと、そこが蚊の侵入口になっていることがあります。
蚊はとても小さな虫ですので隙間があれば入ってきますし、網目の大きさにもよりますが、網戸をすり抜けてくることもあるようです。
定期的に網戸の状態をチェックし、痛みがあるようでしたら網戸を張り替えましょう。
それほど難しくはないので、素人でも網戸の張り替えはできますよ。
また、玄関の開閉や、長い時間空けておくなどした場合も蚊が侵入します。
なるべく開閉の動作は小さくサッと出入りするようにしましょう。
蚊の発生を防ぐ!環境を変えて蚊が生まれないように!
蚊の発生は何よりも水場があることが問題です。
ちょっとした水場にもすぐに産卵してしまうので、家の周りに水が溜まる場所、貯める場所がある場合は片付けましょう。
ただ、どうしても水を溜めておきたいということもあるかと思います。
そのような場合は「銅」を一定量入れておきましょう。
銅イオンの効果によりボウフラの発生を抑制することができます。
我が家でも実験済みです。
水の量に対しての銅の量がどのくらい必要かというと、水1リットルに対して銅100gほどです。
あまり細かく量を考えても難しくなるので、とりあえず適当に銅をチャポンと入れておいて様子をみましょう。
(ご自宅に銅の塊がある方向き)
ボウフラ用殺虫剤も販売されていますので、こちらのほうが銅よりも手軽かもしれないですね。
また、家の周りに雑草が生い茂っていたり、風通しの悪い場所などがあるとヤブ蚊が好んで生活していますので、こまめに草刈りをするとよいです。
まとめ
今回は「蚊」の対策についてみてきました。
夏の風物詩と言ってしまえばそれまでですが、あまりにたくさんの蚊にさされて、いつも「痒い〜」となっている状況はストレスですよね?
肌が弱い方や、痒みに対する耐性のない方などは、掻きすぎて血が出てしまうこともあります。
家の中では蚊取りグッズを揃えて快適に過ごせるように整えて、家の外では蚊が発生しないように水場を減らすなどの対策をとりましょう。
それでは今回はこの辺で。
また次の記事でお会いしましょう。