みなさん、こんにちは。
築50年のボロ屋に住んでいるトモカズです。
今回の記事でご紹介するのは「台所で使っている扇風機の掃除」です。
最近の住宅ではキッチンのコンロの真上にレンジフード(換気扇)が付いているので、台所の中の至る所に油汚れがつくなんてことも少ないのかな?と想像していますが、いかんせん古い家の台所に取り付けられているのは、壁に取り付けられている旧式の換気扇です。
このタイプの換気扇だと調理中の換気が直接的ではないため、排気に至るまでに空気中を漂う油が寄り道します。
また、調理に毎回換気扇を回しているわけでもないので、換気扇を回していない時などは目に見えない油が空気中を漂っているはずです。
そうして空気中を彷徨った油は冷蔵庫の上、電子レンジの上、棚の上、などの台所にあるさまざまな物の上にホコリと一緒に「ベトッ」とか「ベタッ」といったような具合で溜まっていきます。
これは台所の嫌な汚れの中の1つですよね?
そして台所で使っている壁掛け式扇風機。
この扇風機にも同じように油とホコリが絡まったような嫌な汚れがたくさん付着します。
特に扇風機はその特性上空気を循環させる役目があるので、油やホコリをみずから吸い寄せます。
ひと夏、ふた夏くらいすると、それはもう立派な汚れが出来上がります。
汚れが溜まってしまった扇風機を使い続けることは、機械にも人間の精神的にも悪影響ですので、シーズン前かシーズン後に一度キレイに掃除をすることが望まれます。
台所の扇風機を掃除するにあたって用意する物
台所の扇風機に付着した油汚れを落とさなければならないので、「中性洗剤」を用意することが必須となります。
食器を洗う時に使っている中性洗剤で問題ありませんので、どこのご家庭にもあるかと思います。
<用意する物>
・少し大きめのトレイ(扇風機のカバーが洗えるくらいの)
・ゴム手袋(手荒れ防止)
・ウエスやスポンジ、キッチンペーパーなど
(・新聞紙)
(・衣類用柔軟剤)
少し大きめのトレイを用意するのが難しい場合は、中性洗剤を水に溶いて置いておけるバケツでも大丈夫です。
台所の壁掛け扇風機を取り外して分解しましょう
必要なものが準備できたら、いよいよ作業に移っていきます。
まずは扇風機の電源コードをコンセントから抜きましょう。
そして壁掛け扇風機の本体を壁から取り外します。
油汚れで扇風機の本体もネチネチしていると思いますので、この時から手袋をはめて作業してもよいです。
扇風機が高いところにある場合は椅子や脚立などを使って取り外すことになるかと思いますので、足場が不安定にならないように気をつけましょう。
安全に取りはずことができたら次は扇風機を分解していきます。
分解作業では付着していたホコリなどが落ちることも考えられますので、汚れても大丈夫な場所(屋外)や、新聞紙を敷いてその上で作業するなど、ご自身にあった作業方法で行いましょう。
一般的な扇風機の分解はおおよそどれも似たようなものですので難しいものではありませんが、経験の少ない方は取り扱い説明書などを参考にして順番に分解するようにしてください。
分解して間近で見るとよくわかるのですが、扇風機カバーの網のところに油を吸ったホコリが溜まっていることがよくわかります。
茶色っぽいというか黒っぽいというか、ホコリの色からして既に「いやな汚れ感」が出ています。
リビングで使っている扇風機は白やグレーの色をした「普通のホコリ」ですのでその差は一目瞭然です。
扇風機の羽もかなりベタベタとしていて、回る方向に対してホコリがこびり付いていますし、透明感が全然なくなってしまっています。
扇風機を中性洗剤で洗っていく
扇風機を分解して準備ができましたので、あとはトレイに中性洗剤を混ぜ込み石鹸水を作ります。
これ、何年前の中性洗剤でしょうか?
先日、戸棚を整理していたらすごく古そうな中性洗剤が出てきまして、一応保管しておいたのですがせっかくなので使ってみることにしました。
「ミツエイ株式会社 フラワー(グリーン)」
この商品がいつ頃販売されていたのか気になるところではあります。
(平成初期?昭和?)
水に混ぜてみて泡立たせてみたら、問題なく使えそうでしたので扇風機の掃除を開始しました。
このようにトレイに入れながらウエスで汚れを落としていきます。
写真右側の赤丸で囲った部分がウエスで汚れを落とした箇所です。
汚れている所と見比べてみると、綺麗になったことが分かるかと思います。
パーツを洗い終わると、見違えるくらい綺麗になりました。
扇風機のモーターが付いている本体は水に突っ込んで洗うことは当然できませんので、ウエスに石鹸水を染み込ませて、よく絞ってから水拭きしていきます。
電源コードにも汚れが付着していますので、そちらも併せて綺麗にしておきましょう。
石鹸水を含ませたウエスで汚れを落とすことができたら、次は普通の水拭きでもう一回拭いてあげてください。
付着している石鹸成分を落とすためです。
汚れを落とすことができたら、乾拭(からぶ)きをして陰干しします。
完全に乾いたことを確認してから、組み付け直せば綺麗になった扇風機の完成です!
(車庫のコンクリートが汚れているので写真の見栄えがよくありませんが。。。)
元の場所に同じように取り付けて作業完了です。
最初の汚れていた状態から、まったく見違えるほど綺麗になりました。
白くて爽やかになったので、気分爽快です。
静電気防止に柔軟剤を塗る。塗る?いや、私は塗らない。
衣類の柔軟剤に静電気防止の効果があるようで、扇風機を掃除した後にウエスに柔軟剤を原液のまま染み込ませ薄く塗布するという手段もあります。
これをすることでホコリを寄せ付けにくくなり快適に使用できる期間が伸びるそうです。
が、私は正直そこまでしなくてもよいのでは?と思っています。
どうせ汚れますし。
どうせホコリたまりますし。
1、2年に1回は掃除しますし。(汚れの程度による)
柔軟剤を塗布することによる変化の有効持続期間がいったいどのくらいなのかというのも定かではないですし、「なんかもう気持ちの問題?」という気がします。
ひと手間をかける余裕のある方は試されてみてはいかがでしょうか?
ですが、私はしなくても良いかなと感じています。
まとめ
今回は油やホコリでネチネチしてしまっている台所の扇風機を掃除するというものでした。
中性洗剤を使えば気持ちい良いくらいに汚れが取れていくので、とても楽に掃除ができます。
基本的に扇風機の分解掃除をするタイミングとしては、シーズンオフ後の秋です。
もしそこで掃除し忘れていたらシーズン前に掃除をします。
どちらにせよ年に1回程度です。
シーズン中、とてもホコリが気になってくるようでしたら、間に1回くらいは掃除をすることもありますが、そんなに掃除ばかりに時間を割くこともできませんので「特別気になった時にだけ」おこなえば問題ありません。
リビング扇風機などは台座などにホコリが積もっていきますので、週に1回くらいサッと拭き取り掃除をしますが、その程度で分解掃除まではしません。
気にしすぎて疲れてしまわないよう多少の雑さはのこしつつ、年1回はしっかりと綺麗にしましょう。
参考までに、リビング扇風機を掃除した時の記事を貼っておきます。