みなさん、こんにちは。
築50年のボロ屋に住んでいるトモカズです。
今回の記事では、ボロ屋に住んでいて困ることを厳選して13個書き出してみました。
小さな問題も挙げるともっと出てくるかと思いますが、まずは大きなものから扱っていこうと思います。
みなさまのご自宅の状況で「あるある」「それはない」など、一度見直すお時間になりましたら幸いです。
ボロ屋に住んでいて困ること13選
実際に住んでいても「まだ大丈夫だろう」とか「気になるけど気にしたら負け」というような感じで見て見ぬ振りをしていることはありませんか?
もちろん今すぐに対策する必要のないこともありますが、時々緊急性をもって対策する必要がある事態がおこります。
急にそんな事態になっても何も準備していないことの方が多いので、「いや、マジか・・・」となってしまいますが、事前に考えたり準備したりできることは検討しておきたいものです。
それでは順番に見ていきましょう。
1.ゴキブリが出る
ゴキブリに関してはボロ屋であろうと新築であろうと問答無用で出現するので、困りごととしての発生率が一番高いです。
出現場所のメインは台所(キッチン)にほとんど限定されてきます。
しかも台所の片付け方が雑な場合、ごちゃごちゃしていて隠れるところがたくさんありますので、人が近づくとすぐに物陰に隠れてしまい駆除がとてもやっかいです。
何が困るってあの素早い動きと見た目からの嫌悪感がいちばんメンタルに響きますよね。
ゴキブリは台所の排水管周りの薄暗い場所や、生ごみを入れてある三角コーナーなどに集まってきます。
エサ場になるような場所を綺麗にしておくなど、重点的に対策をすればかなり発生率を下げることができます。
2.ネズミが出る
ネズミが出現しますと、あちこちカジられるというのが困りごとです。
・せっかく家庭で育てた野菜を収穫して保管しておいたのにカジられた。
と、私たちの食糧を食い散らかしてくれます。
また、土壁に穴を開けてくれることもありますし、屋根裏でドタドタやっていることもありますので、家にとってはあまり嬉しくない存在です。
古い家には気軽に入って来られる口の大きな通風口がありますので、そのあたりも対策する必要があるでしょう。
3.ムカデが出る
我が家も近年悩まされ続けています。
あのうねうねした体、わさわさしているたくさんの足。
今年こそは出て欲しくないと、どれだけ願ったところで出てきてしまうムカデ。
深夜に静かに作業をしていると、部屋の隅から「カサカサ」という物音がすることがあります。
そちらに目をやると、居るではありませんか!黒くて長いやつが・・・。
そこからは戦闘状態に突入です。
取り逃してしまった時などは、もう気が気ではありません。
住んでいる人間を恐怖に陥れる非常にやっかいや害虫です。
4.雑草の草刈りが大変
古い家やボロ屋の周りって草に覆われていることが多いですよね?
お手入れが全然できていないことのあらわれです。
春先から徐々に緑が増え始め、梅雨くらいからぐんぐんと雑草が成長します。
冬には一旦枯れますが、枯れ草も除去しておかないと、枯れ草が残ったまま翌年新しく雑草が育ちます。
伸び過ぎた雑草は、ボロ屋らしさを一層引き立ててくれます。
そして手入れもめんどくさい!ですよね?
刈っても刈ってもキリがない!と、毎年のように悩まされます。
そしていつしか手入れをすることすら億劫になってしまうのです。
少しでも雑草の草刈りに掛ける時間を減らすために対策を取りたいですよね?
5.床がべこべこする
ボロ屋あるあるなのですが、放置しておくと割と深刻です。
我が家もお金がなくて放置しています(本当はダメです)。
木材自体が湿気などで腐っている場合とシロアリにやられてしまっている場合があります。
どちらのケースなのかは蓋を開けて見ないとわかりません。
べこべこ?というかふわふわ?と言い換えても良いかも知れませんが、床を歩くとそこだけ沈んだ感触になります。
素人のDIYでちょっと頑張ればできる範囲のことと(そういうことが得意な人や好きな人)、さすがに専門知識や練度が必要になってくる場合があります。
自分でできる見込みのない場合などは、早めに業者さんに依頼してしまった方が、後のためにも良いと言えます。
6.キッチンが古い
築40年、50年ともなってくるとキッチンの設備が古いです。
コンロなどは壊れたら取り替えたりしていますが、基本的なベースはそのままです。
食洗機なんていうハイカラなものはもちろんありません。
備え付けの引き出しは、木が古くなっていて滑りが悪でしょうし、広い収納スペースも木材の痛みが散見されることでしょう。
表面の化粧ベニアも隅っこが浮いていたり割れていたりと、歴戦の勇者です。
キッチンを最新にしようと考えると、リフォームとなってきます。
自分でDIY出来ちゃうよ!なんていう猛者も中にはいらっしゃいますが、ほとんどの方は自力でキッチンを綺麗にすることは難しいと思います。
台所の床自体も痛んでいることがありますので、そのあたりも併せてチェックが必要です。
7.トイレが古い
昔のトイレは「ぼっとん便所」が主流です。
時代の流れと共に水洗に置き換わっていきましたが、中にはぼっとん便所のまま使用されているケースもあります。
来客があった場合には、お客さまは内心驚かれることでしょうし、こちらも恥ずかしい思いをする方もおられるでしょう。
またバキュームカーが来る際などは、周囲に「あの臭い」が漂います。
昔はどの家庭もバキュームカーだったので「お互い様」でしたが、数が少なくなってくると「あの家に来ている」と分かってしまいます。
せめてトイレくらいは新しくしておきたいと考える方も多いのではないでしょうか?
ただし、地域によっては下水道が整備されていない地域もありますので、住んでいる地域によって「最善策」が変わってきます。
8.お風呂が古い
うちのお風呂はタイル張り!
そうです。昭和の代表的なお風呂の様式です。
レトロと言えば聞こえは良いのですが、タイル張りのお風呂って冬はものすごく寒いですよね?
高齢の両親がいる我が家としてはヒートショックなどが起きないか心配です。
一応お風呂に入る前に小型のセラミックヒーターで浴室を温めておくなど小さな対策はしていますが、根本的な問題解決にはなっていません。
また、タイルの目地がなくなって溝になっていたり、タイルそのものも剥がれてくるので、そういった場合に修繕が必要になります。
9.断熱が効かない
古い家は今の家ほど断熱効果が高くありません。
そもそも断熱材が入っていないこともありますし、ガラスもシングルガラスであることが多いでしょう。
冬はすき間風が入ってくることがありますし、床から寒さが伝わってきます。
夏も外からの熱がすぐに伝わってきて、せっかくエアコンで涼しくなった部屋もエアコンを消すとすぐに暑くなります。
というかエアコンすら設置していない部屋があります。
このように、暑さ・寒さ対策の面で不便さを感じることがあります。
10.屋根の塗装が剥がれてボロボロ
古い屋根にありがちなのは「トタン屋根」です。
何年かすると塗装が剥がれてきますので、ペンキを塗り直す必要があります。
塗装が剥がれた箇所は見栄えが悪いのはもちろんですが、防水性能が低下しますので錆びを招きます。
場合によっては穴が空いていて補修をしなければならなかったり、広い範囲で錆びると補修も大事になるケースもあるので、屋根の状態に気を配る必要があります。
多くの場合はペンキの塗り直しで済みますが、業者に頼むと費用は数十万円程度かかります。
それを考えると自分でやった方がいいのでは?
となりますが、高所作業ということもありますし、剥がれかけの箇所や汚れなどを一度綺麗にする必要があるなど下準備も大変です。
ご自身の技量でどのあたりまで対応できるか検討した上で判断する必要があります。
11.雨漏りする
古い家の屋根は経年劣化で傷んでいることがあります。
知らず知らずのうちに雨漏りするようになった・・・ということもあります。
ある日寝転がって天井を眺めていると「あれ?あんなところにシミなんてあったっけ?」と慌てることもあるでしょう。
雨漏りも放置しておくと危険です。
天井の板が腐って痛みますし、ジメジメしたところが好きな虫が居着いてしまいます。
早急に雨漏りしている箇所を特定して修繕する必要があります。
12.不用品が多い&片付けられない
この困りごとは家の劣化というよりも住んでいる人の性格によります。
「片付けが苦手な人」はどうしても物を溜め込みがちですし、整理整頓も出来ません。
そしてなぜか「片付けが苦手な人」ほど「ボロ屋」に住んでいる傾向が見受けられます。
物が多かったり、整理整頓ができていないと、ボロ屋でなくてもボロ屋っぽく見えてしまうという効果もあります。
物に囲まれている方が安心できるから好き、ということもあるのでしょう。
ですが快適な生活空間を得るためには、それなりに不用品を整理したり、整理整頓をしておいた方が良いです。
あなたの住んでいる家は物に溢れかえっていますか?
綺麗に片付いていますか?
13.セキュリティが甘い
古い家はセキュリティが非常に甘いです。
玄関や勝手口に使われている錠前も簡単に空いてしまうものだったりします。
住んでいる人の意識の問題も相まって「夏はそもそも鍵はかけずに網戸だけ・・・」なんていう家庭もまだまだあります。
経済がこれだけ不安定な時代ですので、セキュリティの甘い家ほど狙われてしまいます。
ボロ屋だから金目のものなんてないし、盗まれても困るものなんかない。
と、言われてしまえばそれまでですが、それでも生活費はあるでしょうし、通帳や印鑑だって盗まれてしまったら困るでしょう?
まとめ
みなさまのご家庭でも同じような困りごとはありましたでしょうか?
思い当たる項目は改善の余地があるところだと考えます。
不快に感じることや、不便に感じたところをその都度改善していくことは、快適な住環境をつくるために大切です。
これを機会に対策をお取りいただくことも1つのきっかけかなと思います。
また、今回取り上げた困りごとの他に「こんなことで困っています」などのご意見がありましたら、お問い合わせよりお寄せ頂けますと大変嬉しいです。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。