ボロ屋の定義

ボロ屋に住むことのメリットやデメリットは?

ボロ屋のメリット、デメリット

みなさん、こんにちは。
築50年のボロ屋に住んでいるトモカズです。
今回の記事ではボロ屋に住んでいて感じるメリット、デメリットをお伝えしていこうと思います。

ボロ屋ってデメリットがどうしても目立ってしまいますが、メリットだってもちろんあります。
たくさんメリットがあるかと聞かれるとそういうわけではありませんが、特徴を押さえておけば役に立つこともあるはずです。

それでは順番に見ていきましょう。

ボロ屋に住むことのメリット

まずはメリットのご紹介です。

1.購入費用が安い

良いところ
築年数が長い古い家は購入金額が安くなる傾向があります。

地域性、立地場所、家の規模、家の劣化度などによっても金額は変わってきますが、安いと数十万円から購入できます。

ただし、安いということにはやはりそれなりの理由がありますので、どういう理由で安いのかをしっかり精査して購入を検討する必要があります。

2.物件数が多い

築年数が長くなるほどに購入は敬遠される傾向があります。

耐震性能や設備が劣っていたり、住宅の劣化度を考慮した結果です。
買い手がなかなかつかない分、物件数が多くなります。

その中で掘り出し物のような物件が見つかることもありますので、中古物件をお探しの方は情報をしっかりチェックされることをお勧めします。

3.リフォームやリノベーションをした場合、趣を楽しめるよう工夫できる

趣ある梁
古い家のリフォームやリノベーションで定番になっているのは梁や大黒柱を魅せる内装に仕上げる方法です。

こうすることでグッと歴史を感じられる雰囲気が出て、落ち着いた空間に仕上がります。

また、古い家財道具なども修復して使用したり、別の場所にパーツだけ取り入れるなどして、自由なアイデアで楽しむことができます。

古い家にしかできない特権です。

4.固定資産税が抑えられる

抑えられるといっても限度は決まっていて、新築時の2割程度です。
ただし、新築時も軽減措置があるようで、数年は固定資産税が抑えられます。
その後一旦増額されます(もとの基準値にもどります)。
そしてまた年数と共に下がっていき2割減額程度のところで落ち着くというような感じです。

木造の場合、20年ちょっとでこの状態になります。
すごく安くなるという訳ではありませんので注意が必要です。(多少のメリット程度)

5.愛着のある建物に住み続けられる

「この家で生まれ育ったから・・・」
「親から受け継いだ家だから・・・」
「祖父(祖母)から受け継いだ家だから・・・」

と、長く住めば住むほどに建物に愛着が湧いてきます。

「どうせこんなボロ屋無くなったっていい・・・」なんて普段は思ったりすることあるかもしれませんが、いざ決断を迫られると悲しさや寂しさを覚えることもあるようです。

気持ちも建物も、どちらも大切にできる落とし所がみつかると良いなと感じます。

6.気を使わなくていい

車の購入と似ているお話になるかなと思います。
新車を購入してすぐに傷がついたり、汚れがついたりするととても嫌な気分になりますが、中古で購入した車だとそれほど気にはなりませんよね?

家の場合も同じで、せっかくの新築の家で生活していて「床に傷が付いた」とか「壁が汚れた」となると気分が落ち込むのではないでしょうか?
しばらくはとても繊細な暮らしぶりになりませんか?

その点古い家ですと、元々何かしら傷がついていたり傷んでいるので、気を使うことなく生活できるのではないでしょうか?

そう言った意味での安心感はたいへん大きいと思います。

ボロ屋に住むことのデメリット

次はデメリットのご紹介です。

1.虫が出やすい

ダメなところ
ボロ屋は虫が出やすくなります
年代の古い家は今の最新の家ほど機密性が高くありません。
至る所に隙間があります。

虫が出ない時期といえば冬くらいなもので、それ以外の時期はなんらかの虫がどこからともなく入り込んできます。

特に困るのがムカデです。
精神的な恐怖を与えてきますので、梅雨時期から秋までは気が抜けません。

2.設備が古い。

家電製品などは壊れたら買い換えることなどは容易ですが、備え付けのものは思い切らないと替えることは難しいです。

例えば台所のシンクや作業台、コンロ台などの一連の調理場は思い切ってリフォームしない限りは古い設備のままです。

お風呂も昭和のタイル貼りのことが多いですので、タイルが剥がれたり、壁がカビていたり、冬はとても寒いなどの問題が起きます。

トイレもボットン式のところも残っているのではないでしょうか?

基本的に水回り関係の設備が古いことが多いです。

3.修繕をしていく必要がある

何年かに一度、屋根のペンキの塗り替えをしたり、剥がれたところを修復したり、強度が足りなくなったところを補強したり、など様々な修繕イベントが発生します。

出来るだけコストを下げた修繕をお考えの場合は、まずは自分でやってみることが大切です。
意外と業者に頼まなくても自分でできてしまうこともたくさんあります。

今はネットで検索したりYouTubeで参考動画なども上がっているので、まずは調べて自分でやってみましょう。
もちろん自分でできない場合は業者に依頼する必要が出てきます。

4.場合によってはリフォームを考える必要がある

リフォームの検討
家の状態にもよりますが、特に床が腐っていて今にも抜けそうになっている場合などは考える必要があります。

お風呂やトイレ、台所のシンクなどの水回りも予算に合わせて快適な暮らしができるようにリフォームをすることもあります。

暮らしのベースに合わせて、適度に替えていくとより長く住むことができます。

5.住宅性能(耐震性能)が悪い

今でこそ巨大地震に備えて強固な作りの住宅がより求められる時代になりましたが、かつては今よりも基準が低かったので、耐震性能が低いです。

家の構造に「はすかい」がしっかりと入っているかどうかや、木そのものが腐っていたり、虫に食われていないかもチェックポイントになってきます。

住んでいる場所の地盤も踏まえて、地震に備える必要があります。

6.セキュリティが甘い

正直どこからでも進入できます
玄関の鍵は旧式ですし1つしかついていません。
勝手口に関しては「ポチッ」と押すタイプの鍵です(ボタン錠)。
窓もシングルガラスなので、工具があれば簡単に切られますし、もちろんすぐに割れます。
ですので、鍵を増やしたり、格子をつけたりして、防犯対策をする必要があります。

田舎の場合は住んでいる人の防犯意識が低いこともあり、鍵を掛けないケースもあります。

まとめ

今回の記事では、ボロ屋に住むことのメリットデメリットを挙げてみました。

新築で家を購入するとなると費用がかなり掛かります。
あえて古い家を購入することや、古い家に住み続けることを選んだ場合費用の面では相当抑えることができるのではないでしょうか。

ただ、家の状態によってはリフォームリノベーションで大きな出費になるケースもありますので、どちらがいいのかメリットデメリットを考慮しながら検討していくことが大切になりますね。

タイトルとURLをコピーしました