ボロ屋の不用品処分

ネコポスの梱包資材を買わずに済ませたい時の方法【半自作】

ネコポス用の厚さ3cmの箱を自作する

みなさん、こんにちは。
築50年のボロ屋に住んでいるトモカズです。

突然ですが、みなさんはフリマアプリ使われていますか?
私はよくメルカリを利用しています。
利用者も多く買い手がつきやすかったり、気軽に出品できると感じるところが使っている理由です。
私の場合は「まだ使えるけど使わなくなったもの」をメインに出品しています。

そして売れた場合は、出品価格から送料(出品者負担にした場合)と手数料が引かれた金額が手元に残ります。
基本的に送料は出品者負担で設定しておかないと売れないというのが一般的ですよね。
昨今の事情もあり送料も値上がりしましたので、しかたがないとはいえ痛手です。
出品価格を上げると売れないし、安くすると利益にならないしと、難しい判断を迫られます。

少しでも手元に利益が残るように出来ることといえば梱包資材の節約です。

今回の記事では「ネコポス」に絞って梱包資材を安くするためにできることをご紹介したいと思います。

ネコポスってどういう発送方法?

まずは前提としてネコポスの発送規定についておさらいです。

2022年12月現在のメルカリでのネコポスの規定は以下のようになっています。
・サイズ:角形A4(31.2cm×22.8cm)
・厚さ:〜3cm
・重さ:〜1kg
・送料:全国一律210円

私はよく角2封筒を使っていて、規定サイズになるように最後に折り曲げて仕上げています。
角形A4の封筒を使わない理由はマチが取れないからです。
高さ3cmの利点を最大限利用したいので、角形A4だと若干足りません。

ネコポスに必要な梱包資材

ヤマト運輸さんの専用の梱包資材が特にあるわけではないので、規定に収まるようにこちらで準備します。

・角形A4封筒、ないしは角形2号封筒。紙袋。
・ネコポス専用のダンボール箱(100円ショップやコンビニにて販売中)
・緩衝材
・クラフトテープ、マスキングテープ
・あると便利な発送用厚さ測定定規(一個あればよい)

封筒や紙袋で送るかダンボール箱で送るかは商品によって送り方を変えればよいかなと思いますが、商品が形状を維持しにくい場合、例えば細かいパーツがザザザーと入っている場合は部分的に3cmを超えてしまうこともあるので、そのような場合は箱の方がよいです。

最低限買った方がよい物、買わなくても良い物を考える

梱包資材に限りなくお金を掛けたくないと考える場合、何を買って何を買わないかを考える必要があります。
ネコポス用のダンボールの箱を購入する場合、1枚だけなら大したことないかもしれませんが、たくさん買うと正直高いなと感じます。
1枚あたり60円〜70円くらいが相場ですが、10枚買ったら600円とか700円です。

それを稼ぐのにも大変だったりします。
売れるものをたくさんもっていって「そのくらい」すぐに稼げるという方にとってはいいかもしれませんが、なかなか売れないし小さな金額を稼ぐにも苦労している場合は「そのくらい」とはなりません。

梱包資材は極限まで切り詰めたいものです。
では、何を買って何を買わないか考えていきましょう。

ネコポス発送の時、最低限買っておきたい梱包資材

・角形2号封筒。
・クラフトテープ、マスキングテープ
・あると便利な発送用厚さ測定定規(一個あればよい)

上記の3種類が最低限購入して用意しておきたい物です。

角形2号のクラフト封筒は100枚入りで1000円もしない価格で購入できるのでとてもお買い得です。
タテヨコのサイズはこれで守ることが出来ます。
こちらはAmazonで購入します。

クラフトテープは最後に口を閉じたりサイズを調整する時に使います。
ホームセンターや100円ショップで購入します。

マスキングテープは箱を自作する場合に使います。デザインはこだわりません。
100円ショップで巻き数が多いものを私は購入しました。

発送用厚さ測定定規」もセリアで購入できます。
こちらは一個あればいいので、最初に準備してしまいましょう。

これだけ買っておけばあとはなんとかなります。

ネコポス発送のために、普段から集めておきたい梱包資材

ここからが肝です。
これを普段から集めておくことができるかどうかが経費削減のカギになってきます。

集めておきたいのは次のような物たちです。
・Amazonで商品を購入した際に底に敷いてあるダンボールの板
・Amazonなどで商品を購入した際に中に入っている緩衝材
(緩衝材にも種類があってプチプチや紙、ポリエチレン緩衝シートだと良いです。袋に空気が入っているようなタイプは保管に場所をとるので見送ります。)
・ダンボールの箱から板として切り出して使えそうな大きい側面があるもの。(切り出して保管しておきます)
・新聞紙(緩衝材に使えます。保存しすぎても困るので、適量で。)

こういったものを普段からコツコツと集めておくと、商品を発送する時にとても役に立ちます。
特にAmazonから送られてくる箱の底に敷いてあるダンボールの板はとても貴重です。
入っている時と入っていない時がありますし、材質も数年前と比べて非常に悪くなってしまいました。
いかにもな再生ダンボールです。
ですが、無いよりはあった方がいいですし、サイズ感的にも加工しやすいのでダンボールが折れないように取り出して保管しておきましょう。

ネコポスで送れる厚さ3cm以内の箱を自作して経費削減しよう!

ネコポスで発送する商品が本や雑誌、CDなど形の崩れないしっかりしたものでしたら、プチプチで巻くなど保護してあげて、封筒に入れて発送すれば良いので簡単です。

しかしながら、送りたい商品はそういうものばかりでは無いはずです。
平面で綺麗に並べている時は3cm以内に収まっているのに、傾けたり垂直にしてしまうとそちら側に全部寄ってしまい厚さが3cmをオーバーしてしまう場合です。

極端な例ですが、アクセサリー用の細かいビーズですとか、複数の小さな雑貨をまとめ売りしていたりする場合です。
全体として形状が保てなくて、折り重なって膨れ上がります。

それを防ぐために「箱」が必要になってきます。
箱があれば型崩れすることなく、厚さを一定に保つことができます。
その箱をネコポスのサイズ規定に収まるように自作することが経費削減につながります。

それでは箱を作っていきましょう。

ネコポス用の箱作成の手順

①用意するもの

・Amazonで送られてきた商品の底に敷いてあるダンボールの板2枚。
・マスキングテープ
・カッター・カッターマット
・定規
・シャーペン(鉛筆)
材料や道具が用意できたら製作開始です。

②板に印をつける

用意したダンボールの板2枚のうち、1枚を手元に用意します。

ダンボールの厚さをまずは測ってみましょう。
多くの場合4mm程度ではないでしょうか?

ということは底板+天板=8mm必要になり、残った長さが高さの寸法になります。
ただ、30mm目一杯フルで使うのもちょっと心配なので、1mmか2mmくらいは余裕を持たせたいです。
つまり立ち上がりの寸法は20mmとなります。

それらを踏まえてダンボールに定規とシャーペンを使って線を引いていきましょう。

③カッターで筋を入れる

先ほど引いた線をカッターでなぞります。
軽めに2回〜3回くらいでしょうか。
そのとき、絶対に分離させてしまわないように注意しましょう。
分離させてしまった場合はテープでくっつければ良いのですが、面倒ですし、テープがもったいないです。

④不要な部分はカットして折り曲げる

①で出てきた写真の赤色の斜線の部分は不要になりますので、ここはカッターでカットしてしまいましょう。
残った部分はカッターの筋に沿って向こう側へ折り曲げてください。
筋が入っている分折り曲げやすいはずです。
折り曲げにくい場合はもう少し強めにカッターで筋を入れてみてください。

綺麗に立ち上がり部分を折り曲げることができたら、マスキングテープで四隅を貼り合わせましょう。

⑤もう一枚の板に出来た器を合わせて形取る

今できた器の方を、もう一枚用意しておいた板に乗せて大きさを形取りましょう。
このサイズがフタになります。

⑥フタ用の板としてカッターで切り出す

形取りができたら、その線に合わせてカッターでカットしてください。
フタが完成です。

⑦合わせてみる

容器とフタを合わせてみてください。

うまくできていますでしょうか?
この段階で一旦厚さ測定定規を通して、規定サイズに収まっているか確認してみてください。

(※写真撮影用にあえて横幅はぶつけています)

もし何らかのミスをしていて3cmをオーバーしていたら厚さの調整をする必要があります。
器の立ち上がり部分の高さをぐるっと一周数ミリ削るとか、フタを乗せるタイプから落とし蓋タイプに変更する(器にハマるようにカットする)などの対応が必要です。

問題がなければ箱は完成です。

⑧箱が完成したので商品を梱包する

箱が完成したので、発送するための商品を梱包しましょう。
箱の中に商品をそのまま詰めるだけだとどこかにぶつかった時に怖いので、商品自体はプチプチで保護したり、箱の中で商品が暴れないように緩衝材を入れてずれ防止策などを施しておきましょう。

うまく箱詰めできたらフタをします。

⑨封筒に箱を入れる

あとは用意しておいた角2封筒に箱を入れて、クラフトテープで口を閉じれば梱包完了です。
今一度「厚さ測定定規」でチェックすることも忘れずに。

⑩発送する

発送の準備が整ったらヤマト運輸の営業所に持ち込んだりコンビニに持ち込んだりして発送を完了させましょう。

以上が工程となります。
作ることにある程度時間はかかりますが、そのかわり箱を購入する経費は抑えることができます。
「お金はないけれど、時間がある」という場合にはこの方法は有効だと考えます。

梱包資材の経費も考えた上での販売価格を設定している場合は買っても良いと思いますが、値下げをし過ぎると利益がほとんど出てこないとなったり、逆に最初の販売価格が高いと思われてなかなか売れないという事態になったりと頭を抱えることになりますので、ご自身が「どういう方法だったら悩まなくて済むか」を考えて手段を選びましょう。

まとめ

手持ちの商品が全部高く売れるものばかりなら悩むことはないと思いますが、残念ながらそういうものばかりではありません。
むしろ安くせざるをえないものの方が多いのではないでしょうか?

そんな中で少しでも利益を出したい時に削れるのは梱包資材の購入費くらいです。
「少しでも節約して利益に回したい」というような場合には箱を自作してみることもよいのではないでしょうか?

また、本文中では触れていませんでしたが、自作した箱の中に収まるサイズはダンボールの板厚の兼ね合いから厚さが20mm程度のものに限られてしまいます。
もしギリギリまで厚さを活用したいのであれば、使う素材をダンボールから厚紙に変える必要が出てきますので、厚紙も合わせて普段から集めておくと良いかもしれません。

ちなみに私は今のところネコポス用の箱は一度も購入したことはありません。
もしお時間がありましたら、一度自作されてみてはいかがでしょうか?

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