みなさん、こんにちは。
築50年のボロ屋に住んでいるトモカズです。
今回の記事は、「古い自転車を買い取ってもらえるか」を検証してみました。
物を貰ってくるのが大好きな私の父は、自転車も例外なく誰かから貰ってきます。
現在我が家には自転車が4台存在していますが、そのうち3台がもらい物です。
実は5台目、6台目も存在していましたが、さすがに多すぎるということで父が知らない間に自分で分解してスクラップにしていました(それも貰い物)。
そして今回はここ数年間使用していない自転車を1台処分することに決めました。
処分しようと考えたのはこちらの自転車です。
元の所有者が要らなくなったというので、父が喜んでもらってきました。
私自身も何度か使ってみましたが、ボディがスポーツタイプでスッキリとしていて、フレームも軽く扱いやすい車体でした。
乗り心地も良くて気持ちよく走れました。
難点としてはギアチェンジが無かったので坂道が辛いことと、ギアチェーンが剥き出しのためペダルに足を乗せる位置を間違えると(ボディ寄りに置くと)、履いているズボンが擦れて汚れてしまうことでしょうか。
(この自転車はそういう種類のようです。)
元の所有者が2年近く使用した後、転職に伴い不要になったそうで譲り受けました。
我が家に来てから7年くらいでしょうか。
我が家に来てから初めのうちはよく使っていましたが、ここ3、4年は全く使用しておらず土埃を被っているような状態です。
そうこうしているうちに別の自転車が家にやってきた(父がもらってきた)ため減らすことになりました。
これが今回の経緯です。
売る前(買取前)に確認しておくべきこと
不要になった自転車を買い取ってもらう前に確認しておくべきことがあります。
一つは自転車の状態について、もう一つは自転車の防犯登録の有無についてです。
1.自転車の状態について
まずはこれから売ろうとしている自転車がどのような状態なのかを自分自身で知っておく必要があります。
・どういうタイプか?(クロスバイク?ロードバイク?シティサイクル?など)
・何年使ったか?(古くないか?)
・カスタマイズはしたのか?
・キズ、ヨゴレ、サビ、などはないか?
・保証書や説明書はあるか?
が、主に知っておきたい項目です。
これに当てはめて今回私が売却を考えている自転車の状態を整理するとこうなります。
・ピストバイク(無段変速)
・前所有者から含めて9年ほど(2023/03現在)。それなりに年数は経過していて古い。
・正規のカスタマイズはしていない。父が筒を取り付けている。
・キズ、汚れ、サビは随所に見受けられる。タイヤもすり減っている。ボロい感じがする。
・保証書や説明書は一切無い。
という現状を理解することが出来ました。
2.自転車の防犯登録の有無について
次に防犯登録の有無についてです。
自転車の防犯登録には有効期限が存在していて各都道府県によって年数が違います。
自分が登録した都道府県での年数がどのくらいなのかを確認する必要があります。
そのため、防犯登録カード(証明書)はしっかりと保管しておきましょう。
登録日が記載されていますので割り出せます。
もし自転車を譲り受ける場合は、防犯登録を抹消してもらってから譲り受けることが望ましいですが、最悪でも防犯登録カードはもらっておきましょう。
ちなみに譲渡証明書を書いてもらっておくと、新しく防犯登録する時に作業がスムースです。
では今回の自転車の防犯登録の状況はどうだったのでしょうか。
結論から言いますと、防犯登録の有効期限は切れていました。
ただ、名義人は元所有者のままでウチとしては登録していませんでした。
元所有者が防犯登録を解除することもなく、譲渡証明書を書くわけでもなく、ただそのまま私の父に渡しただけというような感じです。
父も防犯登録はされているものだから大丈夫だと判断したのか、何も気にしている様子はありませんでした。
有効期限内に職務質問などされた場合、所有者が違っているのでめんどくさいことになりがちなパターンですよね。
譲ってもらっただけなのに、盗んだのでは?と疑われてしまいます。
自転車を譲ってもらう際は、防犯登録関係には気をつけたいものです。
自転車のクリーニングをする
必要な情報が判明したので、次は買い取ってもらうために自転車をできる限り綺麗な状態にしましょう。
汚くてボロッとしている見た目だとその分査定に響きますし、もし買い取ってもらえるのならば次に使う人のことも考えて綺麗な方がいいですよね?
写真だと小さくて分かりにくいかもしれませんが、被っていた土埃は綺麗に拭き取り、父が取り付けた筒も取り外しました。
タイヤの空気も抜けてしまっていたので、タイヤの空気も入れました。
パンクしていては良くないので、少し乗り回して空気が抜けていないか確認し、さらに数時間経過してからの状態を見てみましたが、問題なさそうでした。
今できる可能な範囲で清掃をしたので、近隣の買取店に持ち込んでみることにしました。
地元の買取店に持ち込んでみた
幸いにも自分の乗っている自動車が自転車1台なら載せられるスペースが確保できるタイプでしたので、自分の車に自転車を積んで、買取ショップへ持ち込んでみました。
手間を考えるとあまり遠くまで持って行きたくは無いため、私の住んでいる地域にある2店舗へ持っていき話を伺ってみました。
OFF HOUSE(オフハウス)へ持ち込んでみた
まず最初にオフハウスへ行って自転車の買取に関して相談してみました。
はじめに「防犯登録が県内であれば」ということを伝えられたので、持参した防犯登録カードを見て頂き、登録地域と有効期限が切れているということを確認してもらいました。
次に自転車の状態を見て頂きました。
見た目の状態や年式がやはりポイントのようで、私の持ち込んだ自転車は、錆びているところが随所に見受けられたり、タイヤのゴムの状態がすり減ったりしていて良く無かったり、そもそも古いものであるというようなことから、総合的な判断で「買取は難しいです」という判断を頂きました。
オフハウスさんでは残念ながら買取ということにはなりませんでした。
2nd Street(セカンドストリート)へ持ち込んでみた
次に持ち込んでみたのはセカンドストリートさんです。
査定の順番待ちがあったので、所定の用紙に記入して待つことになりました。
お話はそれからという感じです。
防犯登録カードもお渡しして確認していただくことになりました。
しばらく待ってると呼ばれたので、お話を伺いました。
問題になったのは自転車の所有権に関するものでした。
防犯登録自体は有効期限が切れているので問題はないとのことでした。
ただ、自転車の防犯登録カードに記載されている名前(前所有者)と私の名前が一致していないことが問題になりました。
当然ですが、私の父が父の友人からもらったものなので、登録者名はその友人の名前になっています。
その後防犯登録をやりなおしていませんでしたので、苗字からしてそもそも違います。
買取にあたっては、その元所有者から譲渡されたものであるという証明が必要だということで、その方のサインなどが必要になるとのことでした。
(盗品ではないということを証明するため)
父は現在うつ病真っ只中で身動きが取れませんし、私自身はその方と全く面識がないのでやりとりができませんしどうすることもできなくなりましたので、「持ち帰り」することにしました。
査定のお話まで進まなかったので、自転車の状態で判断した場合買取できたのかどうかは不明のままです。
残念ながらセカンドストリートさんでも買取にはなりませんでした。
売れなかった時の対応方法
リサイクルショップで買い取ってもらえなかった場合は普通に処分することを検討しなければなりません。
まずは防犯登録の期限が切れていないのならば登録抹消をする必要があります。
もし何らかの理由で犯罪に利用されてしまうと、あらぬ疑いをかけられる恐れがあるからです。
そこだけはきっちりとしておいて、次の段階へ移ります。
①まだ乗れる状態のものならば、友人・知人に譲る
もし友人や知人に自転車を欲しがっている方がいるのでしたら、その方に譲ってあげるのも1つの手段です。
お互いにとってメリットのある譲渡ができます。
ただ、その際は何度も言いますが防犯登録は抹消してから渡してあげましょう。
後々問題が発生してしまう可能性を回避できます。
②不用品回収業者に引き取ってもらう
不用品回収業者に依頼して引き取ってもらう方法です。
お金はかかりますが、確実に処分してくれます。
もし他にも不用品があれば併せて処分してしまえば一石二鳥です。
1つ注意点ですが、自宅のポストに「無料で不用品を回収します」というようなチラシが入っていることがありますが、悪徳業者である可能性が高いです。
お金になるものだけ売り払ったら、残ったものは不法投棄する・・・ということを行なっているようです。
チラシに住所不明、会社名不明でただ携帯電話と担当者名(偽名かもしれません)だけが載っています。
古物商許可の番号は載っていますが、廃棄物関係の許可に関しての記載は無いことが多いです。
関わらない方が無難です。
③粗大ゴミとして出す
自治体のルールに従って自転車を粗大ゴミとして出す方法です。
こちらの方法は安全かつ確実な方法です。
④自転車販売店へ持ち込む
自転車販売店で使わなくなった自転車を引き取ってくれることがあります。
多少お金がかかってしまいますが、販売店に引き取ってもらえるという安心感があります。
また、新しい自転車の購入と引き換えに古い自転車を無料で引き取るというサービスを行なっているところもあります。
もし近所にサイクルショップがある場合は尋ねてみるといいかと思います。
まとめ
今回は自宅にある不要になった自転車を買い取ってもらえるかどうかを検証してみました。
結果的に引き取ってもらうことはできませんでしたが、引き取ってもらうためにどういったハードルがあるのかということが理解できました。
次にまた不要な自転車が出てきた際にはそれらを踏まえて考えることが出来ます。
また、自転車を不用品として処分する場合にもいくつかの方法があることがあることがわかりました。
気をつけなければならないのは無料回収を謳う悪徳業者です。
もし防犯登録の期限が切れていない自転車を悪徳業者に回収してもらった場合、売れなくて不法投棄された際に登録番号から割り出されてトラブルに巻き込まれてしまうケースも考えられます。
くれぐれもお気をつけください。