ボロ屋の不用品処分

なんでこんなに物が多いの!?ボロ屋に不用品が溜まる理由に迫る!

物が溜まっていく理由

みなさん、こんにちは。
築50年のボロ屋に住んでいるトモカズです。
今回の記事は、「ボロ屋に不用品が溜まる理由」をテーマにしました。

みなさんのご自宅は綺麗に片付いていますか?
それとも物で溢れかえっていて、生活スペースが圧迫されていますか?

ボロ屋として健在している我が家も、当然後者のパターンです。
お客さんが来ても家の中に上がってもらうこともできず、玄関で話すことしかできません。

私が子供だった頃、築20年〜30年くらいだった頃はお客さんが来たら家に上がってもらうこともできていましたし、それなりに片付いていたので普通に生活することができていました。
それが築30年〜50年に至るまでに物が増え続け、生活スペースが圧迫されるくらいまでになってしまいました。

しかも、ここ10年くらいの間で急激にものが増えてしまった印象があります。
ですが実は紐解いてみると、20年〜30年前からも少〜しずつ物は増えていっていて、目に見えて分かる形で溢れかえったのがここ10年くらいという話です。

要するに、片付けておける場所が無くなってしまった結果、仕舞えなくて溢れてしまった物たちが表面に出てきてしまったという訳です。

我が家の場合、不幸中の幸いか親戚から受け継いだ空き家が一軒存在していてそこが倉庫になっています(近所)。
溢れかえった物たちの一部をそちらに一旦保管しておくことで我が家の生活スペースはギリギリ保たれていますが、もしその倉庫がなかったらと思うと、足の踏み場もないくらいの酷い有様になっていたことでしょう。

(その空き家も築50年を迎える時期に差し掛かっていますので、行末を考えなければいけないタイミングになってきましたが、それはまた別のお話で。)

これだけ多くの物で溢れかえってしまっている現状があるにも関わらず、ボロ屋に住んでいる私たちはそれを片付けることができません。

なぜ片付けること(捨てること)が出来ないのでしょうか?
その理由をまずは考えることから始めたいと思います。

理由1:収集癖がある

収集癖がある
まず1つ目は収集癖があるかどうかです。
自分の好きなことには誰でもお金をかけるものですよね?
問題になるのは「限度を超えて集めている」場合です。

趣味に使うスペースを決めて、そこに納まる範囲で楽しんでいるなら全く問題はありません。
ただ、家のあちこちに際限なく趣味のものが増えていってしまうのはいただけません。
独り暮らしならば自分の好き勝手にできるかも知れませんが、もし同居している家族がいる場合は、家族の同意も必要になってきます。

好きな物に囲まれて生活するのも幸せなことですが、乱雑に散らばってしまっていてはせっかくのコレクションも泣いている事でしょう。

好きなものを手放すことはなかなか難しいことかと思いますので、どこにどうやって片付けるかをしっかり考えてコレクションをする必要があります。

理由2:なんでも貰ってくる、貰ってしまう

なんでも貰ってくる
友人知人から「これ要らなくなったんだけど、欲しい?」と相談されると、なんでも「欲しい!」と答えてしまうタイプです。

私の父親です。
「これあげる」と言われると、かなりの高確率で貰ってきてしまいます。
古いけれどまだ使える家電なども貰ってきたことがあるのですが、結局使わなかったり壊れてしまったりで処分することになり、リサイクル料金をウチが支払うことになってしまいました。
他にも、まだ着れそうな服をもらったり、日曜大工の道具をもらってきたり、よくわからない部品をもらってきたり、、、、、とキリがありません。
見ているこちらとしては「そんなに貰って何に使うの?どこに置くの?」となる訳ですが、本人は楽しんでいます。
結局物で溢れかえってきているので生活スペースが圧迫されています。

確かに我が家は貧しいので、貰った方が生活が助かるという面もあるのですが、必要以上に・・・というか必要の無いものも貰ってきてしまうと、片付けが大変になります。

みなさんの周りにもなんでも貰ってしまう人、いませんか?

理由3:捨てることが出来ない

ゴミ捨て
こちらもよくある理由ですよね?
「物を捨てることが出来ない」というケースです。

特に長年使ってきて愛着の湧いた物や、思い出が宿っている物・懐かしい物は踏ん切りが付かなくて捨てられないことが多いです。

大切にしておきたい「思い出」は物を見ると蘇ってくることがあります。
よくわかります。
私自身もそういった思い出を感じてしまう物はなかなか捨てることが出来ません。

また「誰かにもらった記念品」なども捨てられない部類に入ります。
断りもなく捨ててしまうのはなんだか悪い気がする、かといって「捨てたい」と聞くことなんて出来る訳ないし・・・。
悩んだ挙句、元の場所に片付けることになります。
記念品や贈答品の処分は悩みの種ですね。

理由4:片付けることができない

クローゼット
根本的に片付けることが苦手という場合がこれです。
世の中には片付けが好きな人、嫌いな人、どちらでもない人が存在しています。
片付けの好きな人やどちらでもない人は、気がついた時に片付けをするのできれいな生活空間を保っていることが多いです。

ですが、問題は片付けが苦手な人です。
片付けが苦手なので「片付けをしよう」という気持ちになりません。
「めんどくさいからまた今度ね」と、後回しにしてしまいがちです。
そしていざ片付けをし始めても「何を、どこから、どう手をつけていいのか」が分からなくて困ってしまいます。
せっかくやる気になったのに、一瞬でそのやる気がどこかへ行ってしまって「まぁ、いいか」と、放置されてしまいます。

そもそも「物が乱雑に散らばっている生活空間が普通」ですので、散らかっていても気にしていないということの方が多いです。
そうなってくると、物は増え続けるばかりです。

理由5:また使うかもしれないから捨てられない

昔買って、買ったばかりの頃はよく使っていたのに、今では全然使っていない物。
買ってから1、2回は使ったけれど、それからは全然使っていない物。
ありませんか?

我が家にはたくさんあります。

特に家が貧乏だと一度買った物はなかなか手放せないのではないでしょうか?
「また欲しくなったら買い直せばいい」という考えにはならないので、「せっかく買ったのだから捨てるのももったいないし、いつか使うかも知れないから・・・」とずっと持ち続けることを選んでしまいます。
新しく買うことを躊躇してしまうんですよね。

「今、使っていないから」という現状に焦点を当てるのではなく、「いつ使うかも分からない未来」に焦点を当ててものを考えがちです。

もちろん中には「また使うかもしれない」ものもあるかもしれませんが、場合によっては「さすがにこれはもう二度と使わないのでは?」と感じるものまで持ち続けている場合があります。

取捨選択をする判断が出来ないと言えるでしょう。

理由6:持っているのに、持っていることを忘れて買ってきてしまう

自分が買った物を全て覚えている人なんていないと思います。
たいがい覚えているのは毎日使っている物や、ときどき使う物くらいまでです。
年に数回しか使わない物、数年前に買ったけれど使っていない物までを全て正確に把握しておくことはまず難しいでしょう。

長い間使っていない物は、片付けた場所も忘れているでしょうし、買ったことすら忘れてしまったということもあります。
そんな時に「ダブって買っちゃった。」ということが発生します。

同じ物が家に2個も存在していることになります。
さすがにこれは無駄ですよね?
消耗品ならいずれ無くなるので問題ないのですが、物としてずっと存在して持ち続けることになるような物は古い方を捨てたり売却したりして手放すことをお勧めします。

理由7:不要なものまで買ってしまう

衝動買い
これは衝動買いで余計なものを買ってしまったケースです。
衝動買いは百害あって一理なし、とまでは言いませんが失敗してしまうことがよくあります。
消費できる物、日常的に使用できる物の衝動買いは「使える」のであまり問題にはなりませんが、「使わない」「使えない(飾るだけ)」のに買ってしまった場合が大変です。

使うだろう、使えるだろうと思って買ってはみたけれども、やっぱりダメだったなぁと後から後悔することがよくあります。
特に健康器具やマッサージ器具がそうです。
買ったばかりの頃は使ってみるけれども、結局使わなくなってそこら辺に置いてあるだけとなってしまいませんか?
不用品に早変わりです。

また、「かわいいから部屋に飾っておきたい」などの趣味嗜好品も部屋の場所をとることになりがちなので、場所が確保できるイメージがないなら買わない方が無難です。
「買ってから考えればいい」ということもよくありますが、結局考えることが出来なくて「増えただけ」になることが多いです。

どうしても欲しい物がある場合は「増やしても大丈夫なだけのスペースを確保してから」購入するのが吉です。
そして出来ることなら衝動買いしそうになったら、一旦冷静になって「必要なのか不要なのか」を改めて判断してみることが大切です。

理由8:片付ける場所を考えずに買ってしまう

衝動買いに似ているところもありますが、片付ける場所を考えずに「買うこと」を先行してしまったケースです。

たとえ衝動買いでなくても、自分にとってどうしても必要な商品や欲しい商品ってありますよね?
生活が楽しくなる物、便利になる物、買うべき物というのは出てきます。

必要な物は買わなければなりません。
それが正解です。

ですが問題なのは「片付ける場所がないこと」です。

今までの生活の中での物が溢れてしまっている状態で、新しい買い物をするとそれを片付ける場所がどうしても無くなります。
押し入れの中はもう一杯。
部屋もこれ以上何かを片付けておく場所がない。

すると新しく買った物も部屋のどこかに置きっぱなしの状態になります。
片付かない部屋の状態が普通になってしまいます。

まずは買いたい物のサイズをイメージして、あらかじめ片付ける場所を確保しておいて、それからの購入をお勧めします。

理由9:在庫を持ちたがる(まとめ買い)

まとめ買い
「安売りしているからたくさん買っておこう」
「いつも使う物だから今のうちにまとめて買っておこう」これが押し入れや棚を圧迫します。

多少の予備を持っておくことは悪い事ではありません。
ですが過剰に持ちすぎると片付けるところが無くなります。

キッチンペーパー、ラップ、アルミホイル、トイレットペーパー、ティッシュペーパーなどなど。
特に台所用品や生活用品における消耗品をストックする傾向にあります。
オイルショックさながらの買いだめです。
物置などに山のように積んでありませんか?

物価高の昨今、確かに安い時に買い溜めしておくことは、少しでも生活費を減らす工夫としては大切なことです。
ですが、倉庫や押し入れを圧迫してしまうと、もともとそこに入っていた物や、別に片付けたい物が出てきた時にサッと片付けることができなくなってしまいます。

必要十分のストックを持つことが出来たらそれでヨシと考えて、必要以上の物を溜め込まないようにする工夫もしてみましょう。

理由10:物に囲まれていると安心する

物に囲まれて幸せ
最後に、これは少し稀なケースです。
物が溢れかえっている部屋で生活していることが幸せで安心するというタイプです。

きれいに片付けられた部屋で生活しているとなんだかソワソワしてしまう。
それよりもぐちゃぐちゃっとしている汚部屋の方が心が落ち着くというのです。

しかし片付けられていない部屋で生活していると、異臭が漂ったり虫が湧いたりと衛生面や健康面にも悪影響が出ることがあります。

物が多い部屋で生活していたいという気持ちと付き合うためには、物が多いけれどある一定のルールによって片付けられている部屋にすることが大切です。

周囲の方々にまで迷惑をかけてしまうような汚部屋では問題がありますので、もし自分で片付けられない場合は周りの方の力も借りながら片付けに挑戦してみてください。

まとめ

ボロ屋にどんどん物が溜まっていってしまう理由を分類して考えてみると10個に分けることができました。
この中にあてはまる理由はありましたでしょうか?
もちろん好きなものを買うことは悪いことではありません。
気持ちが満たされて幸せな気分にさせてくれます。

しかし、買いすぎや持ちすぎは生活を苦しくさせます。
「綺麗に片付いている状態をキープできる生活」がベストです。
片付いてない生活からは「だらしなさ」や「貧しさ」が感じ取れてしまうからです。

賢く、ていねいな暮らし方ができるようになれたらいいですよね。
次の記事では不用品を処分したくなった時の考え方についてまとめてみました。
合わせて読んで頂けますと幸いです。

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