実践シリーズ

【実践!】膝が破れて履けなくなったジーンズをリメイク!針と糸でデニム鞄を作ってみた!

リメイクデニムカバン

みなさん、こんにちは。
築50年のボロ屋に住んでいるトモカズです。

今回の記事は、「穴の空いたジーパンをカバンにリメイク」です。
困りごとではないですが、「もったいない」とか「何か別のことに使えそう」を形にしてみました。

みなさんはジーパン(ジーンズ)は履かれていますか?
ジーパン(ジーンズ)は生地が強くてとても優秀ですよね?
普段着として着用するもよし、作業着として汚してもよし。
多少の色落ちや穴やほつれなどは「ダメージジーンズ」として味があるものとして捉えてもらえます。
正直何年履いたか分からないくらい履き続けることができます。
古着でも年代物のジーンズはとても高価で取引されることもあるくらい、根強い人気がありますよね。

そんな、長く履き続けることの出来るジーンズですが、もうそろそろ終わりかもと感じる時はやってきます。
どこまでをダメージとして捉えるか、どこまでからボロいと感じるか。
その差は個人の感じ方で違ってきますが、いざ捨てるとなると「もったいない」と感じませんが?

特に長年履き続けたジーンズですと愛着も湧いてしまっていることでしょう。
どこかに履いて出かけるには恥ずかしいけれど、でも捨ててしまうことも寂しいな・・・。
切ない気持ちになってしまいます。

そこで今回は、「捨てられない」「もったいない」と感じてしまったジーンズをリメイクして手元に置いておこうという作戦にしてみました。

私も長年履いてきたジーンズがありますが、裾がほつれたり膝のところに穴が空いてしまい、でもそれ以外はなんともないので思い切ってカバンを作成してみました。
(作業着にしているので、膝に穴が空いていると不具合がある)
デニムの膝の穴 デニムの裾のほつれ

デニム生地のカバンって簡単に作れるの?

そもそもデニム生地のカバンって簡単に作れるものなのでしょうか?
「履けなくなったジーンズを使ってカバンを作ってみました」というリメイク作品の紹介はテレビやブログなどでたまに見かけることはありますが、「へぇー」と思うばかりで、自分でやってみようとは思いませんでした。
デニム生地自体が厚みのあるものですので、折り重なったところなどはミシンがないと大変だろうなと感じたからです。

求めているのは「針と糸だけあればどうにかできちゃう」というレベルの「簡単に作る」です。
何せ私が持っているのは小学校の時の家庭科の授業で使っていた裁縫道具です。
これだけを使ってなんとかしてみようと考えています。

しかも「適当にカットして縫っていけばなんとかなるんでしょ?」みたいなことを望んでいます。

そうです。
・ミシン→使わない(持っていない)
・型紙→使わない
・作り方→事前調査なし
という感じで、「かんたんに」取り組んで仕上げるということを実践しました。

我流、ジーンズをリメイクしてカバンを作ってみた

用意したのはこちらです。

・針
・まち針
・糸(黒色)
・指ぬき
・糸切り鋏(はさみ)
・裁ち鋏(はさみ)
・アイロンとアイロン台
・破れたジーンズ
【指ぬき】
指に指ぬきをはめて使用します。指輪のような物です。
針を指ぬきに当てて、そのまま布地に押し込むことで、針を刺しやすくします。
多少厚手の布地でも、針が通しやすくなので指で押し込むよりも楽です。
ずっと指でやっていると、指先が痛くなるので指ぬきがあると大変嬉しいです。

作業工程

それでは行き当たりばったりのお気楽リメイク作業の開始です。

①ジーンズを適当にカットする

まずは穴の空いたジーンズを平置きしてカットしやすく配置します。
カットしたいジーンズを平置き

袋にすることをイメージしながら、おおよそ股のあたりで裁ちバサミを使ってカットします。
ジーンズの脚の部分をカット

②切り口を折り返して縫う

カットした部分がほつれて来ないように、切り口に折り返しをつけながら縫っていきます。
折り返しを付ける時に、アイロンを使ってある程度折り目をつけておくと作業が楽です。
だた、アイロンの折り返しだけでは戻ってきてしまうので、まち針も併用して固定しいつつ縫いましょう。

ひたすら手縫いでコツコツと縫っていきます。
縫い終わったのがこちらになります。
ジーンズを袋にする

1回目は画像の<ライン1>の部分を縫い合わせていきました。
2回目は画像の<ライン2>の部分を縫い合わせていきました。
縫ったライン
こうすることで強度が上がるのでは?と考えたのと、少しでも見栄えを良くするためです。

縫い終わったら早速ひっくり返してみましょう。
ひっくり返す
折り返しで縫い合わせた分、股の部分だけが出っ張って残ってしまいました。
縫う前に、股の部分も切って一直線にしておかなければならなかったようです。
(次回作ることがあれば気を付けたいと思います。)

また、両サイドもテーパー状に広がってしまうようです。
まっすぐにさせたいならここもある程度カットして縫い合わせた方が良さそうですね。

ですが、個人的に使う物ですしちゃんと「袋」として成立しているので十分な出来栄えでしょう。
使えれば良いのです。
ポケットもちゃんとありますしね。

出っ張った股の部分は、中に折り返して引っ込めることで対処しました。
特に縫って留めておく必要もなさそうです。
股を引っ込める

③持ち手を作る

持ち手は股下の記事を使って作ります。
太もものところでもいいですし、すねのあたりのところでもいいです。
使いやすいところを選びました。

自分の手の大きさや、欲しいと思うアーチの長さを考慮してカットします。
持ち手作り

カットしたら折り返しをつけながら縫い合わせていきます。
縫い合わせると平たいテープのような紐ができあがります。
そして持ち手になるところだけ、ちょっとだけ縫い合わせます。
すると画像のような感じに仕上がります。
持ち手作り2

これを2本作れば持ち手の紐が出来上がります。

④持ち手とカバン本体を縫い合わせる

最初に作ったカバン本体と持ち手の紐を縫い合わせます。
この縫い合わせは頑丈にしておきたいところです。
ある程度重たい物を入れたりだとか、強い力がかかることを考えると、何重かにして縫っておきたいです。

さらに生地も折り返しているのでかなり分厚くなっており、針もなかなか通しづらくなっています。
指ぬきを最大限に利用して確実に縫っていきます。

途中で疲れてしまうので休憩も必要です。

⑤完成

そして完成したのがこちらになります。
リメイクデニムカバン完成

初めて作ったにしては自画自賛できるほどに満足のいく出来栄えになりました。
型紙なしでも、予備知識なしでも、ミシンが無くても手縫いだけで!

なんとなくのイメージがあれば形になるなということが実証されました。

ただし「縫うこと自体が大変」でした。

反省点

やっぱりミシンはあった方がいいなと痛感しました。
手縫いはものすごく大変です。
ミシンもちゃんとデニム生地のような厚手のものが縫えるミシンを用意しておく必要があるでしょう。
安いミシンだと心もとないかもしれません。
<商品画像>

もし形をしっかりと作りたいのならば、ある程度予備知識は入れておいた方が無難ですね。
今回、股の部分でっぱってしまいましたし。
両サイドも広がってしまいましたし。
この辺の生地のカットをあらかじめどのようにしておいた方がいいのか?みたいなことを軽くでも知っておくと出来上がりが違ってくるはずです。

まとめ

「とってもオシャレ!」という訳にはいきませんでしたが、個人的に使う分には必要十分な仕上がりのものが完成しました。
ちょっとした物を入れておきたい時などにはとても重宝しています。

何よりも、気に入っていたジーンズを捨てることなく、形を変えて自分の手元に置いておけるというのが嬉しいところです。

反省点としても書きましたが、やっぱりミシンが無いとかなり辛いものがあります。
手縫いでも出来ないことはないですが、折り重なった生地のところに針を入れるのはかなり大変で指が疲れます。
そして時間もその分かかってしまいます。

かんたんに」をテーマにしてやってみましたが、「縫うことが大変」ということが身をもって実感しました。
ですが、それを除けば「かんたんに」作ることができましたので、捨ててしまうジーンズをお持ちでしたら捨てる前に挑戦してみてはいかがでしょうか?

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