実践シリーズ

【実践!】ボロボロになったエアコンのドレンホースの補修をしました。

エアコン配管の保護テープがボロボロ

みなさん、こんにちは。
築50年のボロ屋に住んでいるトモカズです。
今回の記事は、「古くなったエアコンのドレンホースの補修」です。

突然ですが、みなさんのご自宅のエアコンの配管はどちらのタイプですか?
①エアコンの配管はカバーでしっかりと守られている
②エアコンの配管は白い保護テープで巻かれている

多くはこのどちらかで施工されているかと思います。
どちらが良いとか、どちらが悪いとかそういうものではなく、それぞれにメリットがあります。
取り付ける場所によって最適な方法で施工されているかと思います。

そして私の部屋に取り付けられているエアコン配管は②番の白い配管保護テープで巻かれているタイプの方です。
①のような保護カバーを固定できるスペースが確保できないので、保護テープという手段で取り付けられています。

今回はそんなエアコン配管にまつわるお話しです。

ある夏の日、エアコンの配管から落ちる水がいつもと違う場所から垂れていた

2022年夏。
その日も蒸し暑い日で、いつものようにエアコンを1日中効かせていました。
夕方になり、仕事もひと段落したので一旦エアコンを切って換気をしました。
換気のついでに窓から顔を出して、疲れた目を休めようと外の景色をみていたのですが、たまたまエアコンの配管から流れ出る水が目に止まりました。

あれ?いつもと違うところから水が流れている?

みなさんもご存知の通り、エアコンは冷房や除湿を使うと室内機の中で結露した水が排水ホースを通って外に流れ出ます。
それ自体は普通のことなので問題ありません。

ですが、私が見かけたのは「いつもと違うところから流れている」ということです。
これは何か問題が発生しているのかと気になってしまいます。

下の写真がその時のものです。
いつもと違う排水ポイント
奥側で滴って流れている位置が正しい位置です。
ちょうどドレンホースがその位置で終わっています。

問題は手前から滴って流れている方です。
そんな所から流れ出る理由がありません。

そこで、屋根に上がって近くで見てみることにしました。

配管保護テープはもせてボロボロ、ドレンホースもバッキバキ

屋根に上がって問題の場所を見てみると、思った以上の惨状が目に止まりました。
ボロボロの保護テープ
白い配管保護テープが長年の日光に当てられてもさもさのパリパリになっていました。
触るとすぐにボロボロっと取れてきてしまいます。
一回剥がし始めるとその周りも軽快に剥がれました。
これでは「保護」の意味がなくなってしまっています。

それに加えてドレンホースです。
大きな穴が何箇所か空いていました。
もう穴というレベルではなくなっていて、あちこち割れていました。
こちらもちょっと力を入れるだけでボロッと砕けます。
お煎餅を割るような感じですね。

ドレンホースがこれだけ傷んでいたとは気がつきませんでした。
明らかに水漏れの原因はここです。
水漏れというか、排水というか・・・。

とりあえず緊急性を要するようなものでは無いことが分かり、暑い中補修をするのも嫌でしたので一旦保留にしました。

エアコンを使うのは夏だけですので、夏はこのままやり過ごし秋になったら直すことにしました。

割れてしまったエアコンのドレンホースの簡易補修

暑さも落ち着き、色々と行動するにはもってこいの秋がやってきました。
この年は優先的に屋根のペンキ塗りをしていたので、その作業の合間を縫って、ドレンホースも合わせて直しました。

補修の手順は極めて簡単です。

①ボロボロになっている保護テープを剥がす。
②ドレンホースを穴の空いていないところまでカットする。
③ドレンホースより一回り口径の大きいホース用意する。
④ドレンホースと用意したホースを繋げる(はめこむ)。
⑤新しい配管保護テープを上から巻く。

これで作業完了です。

ただ、古くなったドレンホースは思ったより上の方まで脆くなっていたので、新しく嵌めるホースは少し長い物が必要でした。

写真は実際にホースを取り付けて、新しく保護テープを撒き直しているところです。
ドレンホース補修01 ドレンホース補修02

作業が完了しました。
補修完了01 補修完了02

補修完了03 ドレンホースはここから
今まではエアコンの室外機の後ろのあたりで排水させていましたが、ホースを伸ばして室外機よりも下から排水させるようにしました。

このような感じで簡単に補修することができました。

まとめ

このような事態に遭遇したことがなかったので、最初は急を要するような漏水かなと少し焦りもしましたが、実際に近くで確認してみると何のことはない、ただのドレンホースの劣化でした。

ただ、保護テープがボロボロになってしまっていたことは良い状態とは言えません。
他のエアコンの配管も剥き出しの状態になってしまっているので、そちらの配管にも直射日光が当たってしまいます。
配管には断熱材が巻かれているものもあり、それらは当然劣化してしまいます。
少しでも長く使うためには、やはり保護テープでしっかりと巻いておく必要があります。

今回は修理できるレベルで良かったですが、もっと大ごとになっていたら大変です。
皆様のご家庭も、もし「長い間エアコンの配管をチェックしていない」というような感じでしたら、一度チェックしてみてはいかがでしょうか?

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