みなさん、こんにちは。
築50年のボロ屋に住んでいるトモカズです。
2022年秋、1階のトタン屋根のペンキの塗り直しをしている時にそれに気がつきました。
屋根に上がるたびに、毎回同じような場所にワラや羽毛などのゴミが落ちていたのです。
初めは風に飛ばされてきたのかな?と思いながらゴミを取り除いていたのですが、毎回、毎回屋根に上がるたびに同じような場所にゴミが落ちているのはさすがにおかしいぞと思い「これは鳥の巣があるかもしれない」と感じました。
しかし、ゴミが落ちている周辺を見上げてみても、パッとみて鳥の巣だとわかるようなものは出来ていません。
ですがこれだけ毎回ワラや羽毛が落ちているのですから、鳥の巣らしきものがないわけありません。
屋根をじっくり観察していると、2階屋根の軒先の「鼻隠し」と呼ばれる場所の角の部分に穴が空いているのを見つけてしまいました。
左の写真が問題の「穴」が空いている部分を撮影したものです。木が浮いているのに加えて、少し大きめの穴が空いています。
「もしかして、ここから出入りしている!?」
「この奥に鳥の巣がある?」
と、かなり疑わしい場所を見つけました。
軒下の穴の奥を観察
2022年10月20日。
早速穴の奥がどうなっているか確認しようと考え、自撮り棒にスマホを付けて伸ばしてみました。
・・・若干長さが足りない・・・
ということで、自撮り棒にさらに木の棒をを養生テープでガチガチにくっつけて(この高さからスマホを落下させたら確実に壊れる)、穴の奥を撮影しました。
するとどうでしょう。
中にワラを発見しました。
見るからにたくさんの量のワラが敷き詰められています。
さらにはワラの塊にも一部穴が空いている部分があります。
ここが巣への出入り口なのでしょうか?
間違いなくここに鳥の巣があることが判明しました。
そして、時間をおいて少し離れたところから巣の辺りをみていたら、スズメが3羽ほど巣の周りをぴょんぴょんしていたので「スズメの巣」で確定されました。
スズメの巣ってどうやって駆除するの?
さて、スズメの巣の駆除などしたことがありません。
それに加えて私は高いところが苦手です。
業者を呼ぶにしても「お金を使いたくない」という根本的な貧しさがあるため、自分達でやれることはまずやってみるがモットーです。
それでもダメなら業者を呼びます。
まずはできることを考えました。
スズメに関して調べてみたところ「鳥獣保護法」によって守られている野鳥なので、卵やヒナがいる場合はむやみに巣を撤去することができないということが分かりました。
スズメの繁殖期は3月〜8月の間とのことなので、この巣を発見した10月現在はオフシーズン。
つまり今なら大丈夫!
あとは実際目視で確認して居なければ問題なさそうです。
巣の撤去に関してはわかったので、次はスズメが入らないようにする対策についてです。
「鳥よけスプレー」なる害鳥忌避剤があることがわかりました。
鳥よけスプレーを数日に1回、何度か吹きかけて「嫌な匂いのする場所」だということを鳥に学習させることで居着かないようにする方法のようです。
基本的にベランダなど、すぐに吹き付けられる場所に使用することがメインのようです。
今回の軒先のような、ちょっと離れて居てスプレーがかけづらい場所には忌避剤がうまく吹き付けられるか微妙なところです。今回の私のケースでは使えない方法です。
次は防鳥ネットや金網などで穴や周辺の隙間を覆ってしまうことを考えました。
しかしこれは高所作業になってしまうので、「誰がやるの?」と「どうやってやるの?」という2つの問題が出てきてしまったので、「最終的に業者に依頼することになった場合」の案件として一旦保留にしました。
穴だけ何か詰め物をしてみようか?ということに最終的に行きつきました。
高枝切鋏(たかえだきりばさみ)は家にあるので、ハサミの部分に詰め物を持たせて押し込めないだろうか?という安易な考えです。
粘土状のパテがあればそれを押し込んでみたらどうだろうかと考えましたが、市販されているどのパテを使ったらうまく出来るのかまったくイメージできなかったので、スポンジみたいにふわふわになっている「ゴム」を買って、それを詰めてみることにしました。
ホームセンターで購入しました。
「グリップゴム ドアレバー」約300円。
スポンジのようにふわふわとしている感じもありながら、しっとりとした肌触りで摩擦があります。
本来の用途とは全然違う使い方になってしまいますが、サイズ的に「ちょうどいいのがあった」ということで、こちらを購入しました。
まさかの二連梯子の登場
私は高いところが苦手なので、出来る範囲でなんとかしようと思っていました。
ただ、父と相談し話していたところ「梯子を掛けて一回見てみる」という流れになりました。
いろいろな所からいろいろな物をもらってくる父は、二連梯子ももらってきて保管しています。
ここでまさか二連梯子が登場するとは・・・・。
翌日、その二連梯子を2階の屋根まで掛けました。
ちょっと登ってみようかと私も試してみたのですが、1階屋根あたりまで登ったところで恐怖感が芽生えやめました。
父は高いところの作業は割と平気でやってしまうので、任せました。
様子を見てみるという話でしたが、ついでなので昨日買ったグリップゴムも渡しておきました。
目的の場所まで登り切ると、まずは中の様子を確認。
スマホで撮影した時と同様に奥の方にワラが詰まっている様子。
見た感じ卵やヒナのいるような形跡はなかったようです。
ただ、穴から指を入れてみても若干巣が奥の方にあるため指が届かず、鳥の巣を撤去するには瓦を一旦外す必要が出てきました。
そこまでするには屋根に登ってやらなければならないので、今日はとりあえず穴に詰め物をするだけにしました。
昨日買ったゴムグリップのサイズ感が、穴を埋めるにはちょうど良いサイズだったようで、ねじ込んだらうまくフィットして入りました。
ひとまず応急処置の完了です。
これでしばらく様子を見て、屋根にワラが落ちていなければ侵入口は防げたということになります。
もしまだ落ちているようなら、屋根瓦の方にもどこか隙間があって、そこから入っている可能性も考えなければなりません。
そして左の写真のようなここの隙間も怪しいなと感じていますので、併せてしばらく観察していこうと思います。
ちなみにこの隙間の部分のことを「雀口(すずめぐち)」というらしいです。
読んで時のごとく「すずめが入って巣を作ることがあるから」だからだそうです。
通常は漆喰などで埋められているらしいのですが、古い家の場合は剥がれて穴が空いていることが多いようです。
(うちも最初は漆喰で埋められていたのだろうか?)
後日、屋根にワラなどのゴミが落ちていないかチェック
2、3日そっとしておいて、再び屋根に上がって巣の周辺の下の屋根の上にゴミが落ちていないかチェックしてみました。
結果的にワラや羽毛のゴミは落ちていました。
詰め物をした穴は数ある出入り口のうちの1つだったのでしょうか?
穴のあった場所以外にもワラが落ちていたりフンが落ちていたりする場所もあるので、その付近も怪しいですが、正直下からでは分かりません。
一度2階の屋根に登って上から調べてみる必要がありそうです。
父がもう一度梯子で上がって、雀口を埋めるか、瓦をめくって確認してみるか検討中です。
実の所、今回の角の部分の瓦は随分前に割れていて、父が当時上から鉄板でカバーして補修しているので、外してしまうと元に戻せなくなるのでは?という懸念も出てきています。
このコーナー部分の瓦は予備がないので迷っている状態ではあります。
今後また進展があれば追記しようかと思っています。
まとめ
今回は自宅にスズメの巣があることが分かり出来ることだけの対策を取ってみましたが、ネットで調べてみると屋根瓦の下や軒先などにスズメが巣を作ってしまうということはよくある話のようです。
私が気がつかなかっただけで、実は我が家もずっと前から巣があったのかもしれません。
今回の作業中に近所の方が様子を見にこられてお話をしたのですが、その方のお宅も何年か前に瓦の下に鳥の巣ができてしまったので業者に撤去してもらったということでした。
スズメ用の巣箱の穴のサイズが30mmということも今回知ることに至った訳ですが、つまりそのくらいの穴や隙間が家の屋根などにあれば簡単に入られてしまうということです。
しかも屋根のような高いところは普段チェックすることがないので、気がつくことも遅れてしまいます。
スズメが長年住み着いてしまうと糞害で下地の木が腐ってしまったり、感染症やアレルギーを引き起こす元になることもあるようなので場合によっては注意が必要になります。
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もしご自宅の屋根やベランダにワラや羽毛、鳥のフンが落ちていたら、鳥の巣が作られてしまっていることも考えられますので軒先などよく観察してみてください。
ご自身で対策が取れなくて、誰にも相談できないという場合は、業者にご相談されてみるのも1つの手段かと思います。