みなさん、こんにちは。
築50年のボロ屋に住んでいるトモカズです。
今回の記事のテーマは「ボロボロになった畳」です。
実は我が家の畳、一度もメンテナンスに出していません。
50年間ずっと同じ畳を使っています。
居間と応接間は絨毯が敷いてありますので、その下の畳がどのような状態になっているのか確認できませんが、両親の部屋の畳はささくれが目立ち、洗濯物にも時々畳のカスが付いてきます。
また、ほぼ物置と化している和室も1部屋あるのですが、そこの畳はヘリはほつれてボロボロですし、い草もささくれが目立ちます。
そして私の自室の畳もなかなかひどい惨状になっています。
まずはそこからお話していこうと思います。
自分の部屋の畳がボロボロになったので応急処置をしてみた
自分の部屋は6畳の和室です。
当時、一部分はカーペットを敷いてる箇所もありますが、畳の表面がそのまま出ている箇所もありました。
そしてその一部分の出ている畳のところにパソコンデスクとキャスター付きのよくあるオフィスチェアが置いてありました。
畳がボロくなった原因は今から考えれば明らかなのですが、このキャスター付きの椅子で長年コロコロ、コロコロやってきた結果、徐々に、徐々に力が加わりボロボロになりました。
畳がささくれ始めたころ、原因がこの椅子であったことなど考えつきませんでした。
とにかくボロボロと落ちてくる「い草のカス」をなんとかしなければいけないと思い「クラフトテープ」を貼ってカスが取れてこないようにしていました。
しかし、クラフトテープを貼っていてもキャスターでコロコロやっている間にテープごと悪くなり、定期的に張り替えたりしていました。
掃除機で吸うと畳のカスもどんどん吸い込まれる始末です。どれだけ吸うの!?と驚くぐらい吸い込まれ、正直かなりマズイ状態だろうことだけは理解できました。
このあたりで「椅子が原因で畳が傷ついている」のだなということに気がつきました。
その後、クラフトテープの代わりに製本用のカバーフィルムを使ってささくれを食い止めようとしました。
また、一部はクラフトテープも併用しました。
そして、直接畳の上をキャスターが転がらないように、チェアマットを導入しました。
これには見た目の悪さを改善する目的もありました。
さすがにテープでペタペタ貼ってある畳を見るのは心が寂しくなります。
そして一昨年、思い切って部屋全体にフロアマット(タイルカーペット)を敷くことを決断しました。
畳の入れ替えも考えましたが、キャスター付きの椅子をこの部屋で使うことになるので、せっかく新しくした畳も同じ道を辿ってしまうでしょう。
そうなるとフローリングの部屋にリフォームする必要が出てきますが、そこまでの予算がありません。
ですので、せめてフロアマットで畳全体を隠してしまおうという方向にしました。
タイルカーペットの良いところは、家具を一度に全部移動させて敷く必要がないことです。
敷きたいところの家具だけを移動させて、そこに敷いて、の作業を繰り返せばやがて全体に敷けます。
箇所ごとに少しずつ作業ができるのでとても便利です。
元々敷いていたカーペットを取った時に畳の状態を見たのですが、結局あちこちでささくれは発生していました。
一番ひどい状態なのは椅子のところですが、それ以外の所もいくばくかのダメージはあるようでした。
なにせ50年ですからね。。。それもそうかという感じです。
タイルカーペットの上にチェアマットを敷いて、なるべく畳にこれ以上ダメージを与えない形にして今回の応急処置はひとまず終わりということにしました。
今私の自室で考えている理想の形はパソコンデスクのあるあたりだけでもフローリングにしてしまうことです。
まずはこのままギリギリのところまで使い倒そうと考えています。
一般的に畳がボロくなってしまう原因は?
一般的に畳が古くボロくなってしまう原因は「経年劣化」という逃れられない定めのようなものです。
直射日光が多くあたり紫外線を受けると、より劣化が早くなってしまいますので、窓にレースのカーテンを取り付けたりブラインドをつけたりして直射日光があたらないような工夫をしましょう。
また、通気性の悪いカーペットを敷き続けることによって畳にカビが生えてしまったりダニが発生してしまうことも畳にダメージを与える原因の1つです。
他にも「重たい家具をずっと置き続ける」ことや「重たいものを引きずって移動させる」こと。
そして私のように「キャスター付きの椅子」などでコロコロと日常的に負荷をかけている場合など。
畳の表面の草の繊維を傷つけてしまい劣化を促進させてしまいます。
ささくれた畳の応急処置には木工用ボンドが使えます
ささくれの程度がまだ軽傷のときに木工用ボンドを使って修繕を試みることは有効です。
①まずはささくれている箇所とその周辺を掃除をしゴミを取り除きます。
②次に毛羽立ってしまっている表面を雑巾などで乾拭きし繊維を寝かせます。ハサミでカットしてもOK。
③用意した木工用ボンドを容器に入れて3〜5倍程度に水で溶いて薄めます。
④薄めたボンドを筆や綿棒、ウエスなどに含ませて畳の目に沿ってやさしく塗ります。
あまりベタベタと染み込ませるのではなく、柔らかく表面をサラッと撫でられていればOKです。
⑤ベタッと塗りすぎてしまった場合は、乾いたウエスで畳の目に沿って拭き取ってあげましょう。
しばらく乾燥させて乾いたら作業完了です。
ボンドの糊の効果でささくれが緩和されます。
ボロくなった畳に絨毯やカーペットを敷くのはアリ?ナシ?
畳の上に絨毯やカーペット(ラグ)を敷くメリットは直接的に畳に与えるダメージを軽減できるという点が大きいです。
特に「重たいものを引きずって動かす」ということをした場合、畳は傷つきやすいです。
そこに絨毯などが敷いてあれば、擦り傷から守ることができます。
私の家ではまだ畳にダニやカビが発生するということは起きていません。
ある程度気をつけてさえいれば、それほど神経質になる必要もないかと思います。
結論として、ボロくなった畳に絨毯やカーペットを敷くのはアリです。
例えば絨毯やカーペットに「防虫・防ダニ・抗菌」の表示があるもの、そして裏面の素材が生地素材であるものが通気性が良いです。
毛足の短いものを選ぶことも湿気が溜まりにくいのでポイントです。
裏面に滑り止め素材のゴムで加工されているタイルカーペットや接着剤で裏面が固められているカーペットは通気性が悪くなるので、使用する際はご注意ください。
特に日当たりの悪いところにある和室や、換気が手軽にできない場所の和室で使う場合は湿気がたまりやすいので注意が必要です。
通気性の悪いカーペットを敷いてしまったときなどは、カビなどが発生していないか2〜3ヶ月に1回くらいの間隔で畳の状態をチェックすると良いです。
応急処置では間に合わない!?手に負えないくらいの畳のボロさには張り替えも検討を!
一般的に畳の張り替えのタイミングは5年から10年くらいと言われていますが、素材や環境などにも左右されるさめ一概には言えません。
ただ、張り替えのタイミングの目安になる劣化の度合いはあります。
1.表面がささくれて毛羽立っている
畳の表面が擦れてささくれがある状態です。
1箇所や2箇所程度ならよいですが、劣化が進むとあちこちがささくれていて毛羽立つようになり、終いにはボロボロと衣服に付いてくる状態になります。
手触りも悪くなりますし、歩くと靴下にカスがついてきます。
もちろん寝転がった時には衣服に畳のカスがもれなくついてきます。
ささくれが「目立つ」ようになってきたタイミングが考える時です。
写真のような場合は相当酷い状態です。
2.畳にダニやカビが発生してしまったとき
畳にダニやカビが発生してしまった時はある程度応急処置はできます。
カビに対してはエタノールやお酢を使って雑巾で拭き取ります。
ダニに対してはダニ対策グッズを使用したり天日干しをするなどで効果が得られます。
ただし何度も発生してしまうようなら畳にもダメージが出ていますしお部屋の換気状態も見直す必要なあるかもしれません。
3.表面のささくれどころの騒ぎではなくなってしまっている
畳の表面が擦れていてささくれていることもさることながら、ささくれのカスがボロボロと取れてきて、草を編んだ糸も部分的に見え始めていたり、表面の草もほぼ取れて穴が開き、土台の中身も見えていてそれすら掃除機で吸ったらどんどん取れてきたり・・・。
ヘリに使われている布もほつれてボロボロになっていたり。
これはもう表面のささくれがどうのこうの言っている場合ではないくらい、畳が傷んでいます。
4.畳の上を歩くとなんかフワフワする
畳の中の土台の部分が悪くなっています。
本来の畳はしっかりとしていて、歩いていても固いですが、ふわっとする感触(歩き触?)がある場合は土台の寿命がきています。
「へたっている」とも言えます。
畳のメンテナンスには3種類の方法があります
1.畳表(たたみおもて)を裏返して使う
畳は「畳表(たたみおもて)」と「畳床(たたみどこ)」と「畳縁(たたみべり)」と呼ばれる3つの要素で成り立っています。
畳表とは、表面に貼ってある“ござ”の部分です。
畳床とは、畳表を貼るための土台となるベースの部分です。
畳縁とは、縁のデザインされた布が貼ってある部分のことです。
このうち裏返しをするのは「畳表」の部分です。
ここだけ一回剥がして、裏返してもう一回使います。
ただし、裏返しができるのは比較的使用歴が浅く、今までの表面の劣化具合が軽度の場合に限ります。
裏面まで届いてしまうような劣化の場合はこの方法は使えません。
裏返しの相場は¥3,000円(1畳)前後です。(業者や素材により価格が変わります)
2.表替えだけする
畳の表面(畳表)だけを新しいものに取り替える方法です。
畳の表面を1度裏返して使用していて、ひっくり返した面も劣化して悪くなった場合や、たとえ裏返していなくても劣化度が酷く、裏返しの処理ができない場合などに畳表を新しいものに取り替えます。
この場合畳床が傷んでいないことが条件です。
表替えの相場は¥3,000円〜¥15,000円(1畳)前後です。(業者や素材により価格が変わります)
3.畳を新調する
畳表より中の素材まで傷んで悪くなってしまっている場合は畳を新調します。
畳表の裏返しや表替えだけでは対応できないような劣化に相当する場合が該当します。
土台自体にハリがなくなってフワフワした感じになっていたり、畳と畳の間に大きく隙間が出てきた時などは、土台が劣化している証拠です。
新調の相場は¥10,000円〜¥30,000円(1畳)前後です。(業者や素材により価格が変わります)
安かろう悪かろう?い草の材質で値段が変わります
表替えや新調に関わってくるのは、使用するい草の材質で価格が大きく変わるということです。
中国産・国産・新素材、どこのどういう素材を使うかによって価格が変わります。
もちろん高い方がより仕上がりが綺麗です。
中国産で一番安いグレードのものは安価で手軽ですが見た目や耐久性で懸念される部分があります。
かといって中国産でも上位グレードのものを選べばそれなりに良いものになってくるはずです。
ですがせっかく畳を替えるのなら国産のものを使いたいという思いも出てくることでしょう。
さすがに上位グレードや最上位グレードの畳をこんなボロ屋に入れ替えるの??となると場違い感も出てきます。
個人的な見解では国産の下位グレードから中級グレードぐらいのもので用意でると満足のいくものになるのではないのかなと考えます。
そして「どうせボロ屋なんだしそんな高いものじゃなくていい」という場合にはもちろん安価なグレードのもので十分だと思います。
(私自身が今の家で畳を新調するのなら安価なものを選びます。)
国産の上位グレードや新素材などの使用は新築の際に検討すべきものかなと思います。
実際に畳を入れ替えるとなるとその作業は大変です
畳を業者にメンテナンスを依頼したいと考える場合に障害になってくるのは「価格」と「搬出・搬入前の準備の大変さ」です。
お金&労力のダブルパンチです。
【お金に関して】
6 畳分を新調すると想定
仮に1畳15,000円×6畳=90,000円とすると、約10万円となります。
一部屋分の畳を全て新調するとなると、ある程度まとまったお金が必要になりますので覚悟が必要です。
【労力に関して】
畳の張り替えを業者に依頼した場合、多くの業者では家具の移動は無料サービスとしておこなって下さるようです。
一応事前に聞いておいた方が無難ですが、大変な家具移動をやっていただけるだけでとても助かりますよね?
大きな家具の移動の問題は解決しました。
ですが小物は?
そうです。ボロ屋特有の「片付けが下手で物があちこちに散乱している」という状態に向き合う必要があります。
普段から片付けが得意な方はいいですが、そうでない方にとっては部屋を片付いた状態にしておくことは非常に苦労します。
半ば物置のような生活空間の中で、何をどうすればスッキリと片付いた状態にできるのかわからず、固まってしまうのではないでしょうか?
そうしたことから「重い腰が上がらない」ということもあるようです。
畳を長く使うために
畳を長く使うためには日頃からのお手入れが大切です。
お手入れといっても特別なことをするわけではなく、当たり前のことを心がけるというような感じです。
1.清潔に保つ
畳にカビが生えたりダニが住み着かないように、埃や髪の毛などのゴミは綺麗に掃除して取り除きましょう。
掃除道具はホウキでも掃除機でもどちらでも構いません。
掃除をするときには畳の目に沿って掃く(吸う)のがポイントです。
2.換気や除湿を行う
湿気を多く含みすぎると畳にカビが生えやすい環境になってしまうので、部屋の換気をして風通しを良くしたり、除湿をして部屋の湿度を下げるなどの対策をとりましょう。
特に梅雨時期のジトジトした日が長く続くときに気をつけましょう。
また「万年床」といわれる、いわゆる布団の敷きっぱなしの状態も畳にはよくありません。
寝ている間に体から出る汗などで湿気が篭ってしまいます。
せめて布団をたたむなどして、少しでも風通しよくするようにしましょう。
3.表面に傷をつけないようにする
畳の上で、重たいものを擦って(引きずって)移動させたり、キャスター付きのものを移動させたりなど畳に圧が加わったり表面を撫でて傷がつくような行為は控えましょう。
まとめ
今回の記事では古くなった畳についてまとめてみました。
家を建ててから畳を業者に頼んでメンテナンスをしてもらった経験があるお家はどのくらいあるのでしょうか?
お金と時間、それと気持ちの面で余裕のあるご家庭ならやってみえるかもしれませんが、そのどれかが欠けているお家では見過ごしていらっしゃるのではないでしょうか?
「きっとウチだけではないはず!」と思いながらこの記事を書きました。
畳の表替えだけの価格なら想像していたよりも随分安く済むということが分かりましたが、搬出・搬入前の準備でやっぱり尻込みしてしまいますし、私の自室の場合は「新調」しなければならないレベルではありますので、正直お金もかかります。
本文中にも書きましたが、とりあえず応急処置を施した状態のままで使えるところまで使って、その後を検討する方向でいます。
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もし余裕のあるようでしたら畳の張り替えや新調をご検討されてもよろしいかもしれません。
また、畳の部屋よりもフローリングの方が今後のためにはいいかもしれないという場合には、思いきてフローリングにリフォームしてしまうのも手かもしれません。
場合によっては畳を新調する価格に少し足せばフローリングにリフォームできる金額に近くなることもあるはずです。
皆様のご自宅の状態に合わせて今後のご検討をしてみてくださいね。